ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“目玉”でアンプレ…「試練」から始まった一日 渋野日向子は冷たい雨のなか耐えて『72』

渋野日向子が耐えて、通過圏内をキープして2日目を終えた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年12月7日 08時42分

<Qシリーズ(最終予選) 3日目◇6日◇マグノリア・グローブGC(アラバマ州)◇フォールズC=6643ヤード・パー71、クロッシングスC=6664ヤード・パー72>

クロッシングスCで過ごした一日。そのスタート直後のできごとを、渋野日向子は「試練」と表現した。初日を10位で終えて迎えた第2ラウンドは、思わぬつまづきから始まった。「ティショットもセカンドもイヤな左だった」。特にダメージが大きかったのが、フィニッシュ時に腕をクラブから離した2打目。これがグリーン左バンカーに入り、さらに“目玉”になっていたのだ。

【写真】アンプレ宣言で競技委員と話すシブコ

すぐさま競技委員を呼び、アンプレアブルを宣言。1罰打を負った後のリカバリーショットで1メートルまで寄せながら、続くボギーパットを外してしまった。ショックはもちろんある。だが、それでめげなかった。「リズム(の狂い)とか下半身が動いてなかったり、上半身が勝ってるのかな」と異変をすぐに察知。それを修正した2番パー3で、ティショットを3メートルにつけると、きっちり決めた。

「ガマンできていたと思うし、あまりにもひどいショットはそれ(1番)だけで済んだ。最初に出てくれてよかったーと思いながら」。その後は6番でバーディを追加し、1番のミスを帳消しに。だが、息が白くなるほど寒かったコースに、ハーフターンの頃から降ってきた冷たい雨が、コンディションをさらにタフにした。14番パー3ではボギー。それでも16番、17番では連続バーディを奪った。

耐えながら進んできた道のり。それだけに、最後が余計に悔しい。18番はパー4ながら、ランが出ない状況もあり、2打目はピンまで208ヤードが残った。握ったのは3番ウッドだ。これをグリーン手前のバンカーに入れながらも、3打目で1メートルまで寄せた。しかし、この短いパーパットが決まらず、ボギーで締めくくることになってしまった。

6664ヤードという数字以上に長さを感じる一日だった。「長いクラブを持つことが多かった。1番手、2番手違うし、一緒に回った選手とも20~30ヤードは違う。ヘタしたら5番手くらい違うんじゃないかと思ったくらい。不利だなと思いつつ、でも耐えることはできた。それでもパー5でバーディを取りたかったし、もう少しできたと思う」。ラウンド後には、すぐさま練習グリーンに向かい、最後のイヤなイメージを払拭すべく、ボールを転がした。

あす以降、天候の回復が見込まれているのは大きな救いだ。2日目を終えてトータル3アンダー・18位タイと、来季の出場権を得られる25位圏内はキープしている。「あす、あさってが大事だから、落とさなくてよかった。ただアンダーで終わりたかったから、最後はもったいない。でも、あしたへ向け切り替えて、自分がやるべきことをやるだけです」。5日間に及ぶ試練も、きっちりとクリアする。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)

おすすめコンテンツ

関連サイト