初日首位発進の古江彩佳　最終パー5で意地の2オンバーディ「一度できたことは繰り返しできる」

＜アムンディ エビアン・チャンピオンシップ　3日目◇23日◇エビアン・リゾートGC（フランス）◇6527ヤード・パー71＞

初日を8アンダーの首位で飛び出した古江彩佳が、2日目の1オーバー、そして3日目のイーブンパーでなんとか上位争いが見える位置で踏みとどまっている。第3ラウンドは3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「71」。トータル7アンダー・22位タイで最終日に入る。

絶景だけど難関ホール！　エビアンの2番ホールをティイングエリアから見てみた【動画】

予期せぬ事態でダブルボギーが先行した。レマン湖を見下ろす30ヤード打ち下ろしの2番パー3でティショットがバンカーへ。手前から勢いよく入り込んだボールは、不運にも左足下がりのライへ。ここから4打かかりダブルボギー。そこから「なかなか切り替えられなかったのはあります」と尾を引いてしまった。

4番でバーディを奪い返すも7番パー5でボギー。波に乗れない中で後半は15番までパーの行進。それでも半年間米ツアーでもまれてきた経験と技術力で、なんとか耐えるゴルフを展開。残り3ホールとなり、そこから底力を見せた。

16番パー3では10メートルのスネークラインを沈めバーディ。18番パー5では2オンに成功し、こちらは19歩の距離をピタリと寄せてイージーバーディ。スコアを落とすことなく、最後の最後でイーブンに戻し踏ん張った。

「流れ的にもずっといまいちだった。パターもなかなか入ってくれないし、チャンスにもつかない。厳しいラウンドだったと思います」と振り返る。初日に叩き出した8アンダーに戻すまであと1つ。「諦めないで、一回できたことは繰り返しできる可能性はあると思うので、それを目指して頑張りたいと思う」。

「最後はアンダーで回りたい」。昨年4位に入った舞台。グッドラックを呼び込んで、再度ビッグスコアを出す構え。海外挑戦のきっかけを作ったフランス・エビアン。思い出の地で、沈んだまま終わる古江ではない。（文・高桑均）

メジャー「アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ」
◆放送予定
7/24（日）午後7:00〜［WOWOWライブ］＜最終日＞

★連日生中継＆WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信
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