最終日は日本から帯同する井野洋輔キャディが、体調不良により前半16番で途中交代。現地でのアテンドをお願いしていた幸村公英(こむら・まさ)さんが、急きょバッグを担ぐというアクシデントもあった。「番手の距離も伝えていなかったので不安でしたけど、きょうの前半の距離の飛び方とかを伝えてプレーした。いい終わり方ができてよかった」。普段はキャディを本職とする助っ人とともに、この困難も乗り切った。
この後は日本に戻り、2週後の「ニッポンハムレディスクラシック」で7試合ぶりの国内ツアー復帰を果たす予定だ。そしてその後には「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」(7月21日開幕)、「AIG女子オープン」(8月4日開幕)と仏・英でのメジャーにも出場する。
「予選通過できていなかったら、国内で積み重ねた自分も否定されていたかもしれない。さらに上にステップアップするための一歩を踏み出せた。国内ツアーと、今回のメジャー2試合で経験したものをフル活用して頑張りたい」。再び海を越えての大舞台でさらなる活躍を目指し、しばし日本で“経験値”を積み上げる。(文・間宮輝憲)
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