イーブンパーで迎えた最終18番も、ティショットが左のラフに入ると、運悪くボールが埋まってしまう最悪のライだった。さらに木も視界に入る状況。しかしここで冷静に右のフェアウェイにレイアップすると、3打目を1.5メートルに寄せてバーディを奪った。最後の最後でアンダーまで潜り、ホッとした表情でグリーンをおりることができた。
トップに立つのは、強風が吹くなか同じ組でプレーしたジェニファー・カプチョ(米国)。パー5が5つあり、例年バーディ合戦になる戦いにふさわしく9アンダーを記録した。差は8打もつけられたが、「あした伸ばせばまだまだ可能性はある。10アンダーくらい出す感じで頑張ります」と、その目はあくまでも上位争いを見据えている。(文・間宮輝憲)

