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オーガスタ女王に全米の“洗礼” 梶谷翼は6オーバー出遅れ「体力が尽きフワフワした」

オーガスタ女王に全米の“洗礼” 梶谷翼は6オーバー出遅れ「体力が尽きフワフワした」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年6月4日 12時30分

全米女子オープン 初日◇3日◇オリンピックC(米カリフォルニア州)◇6457ヤード・パー71>

オーガスタ女王は、初出場となったゴルファー世界一決定戦で洗礼を浴びる形となった。4月の「オーガスタナショナル女子アマ」優勝で出場権を手にした梶谷翼(兵庫・滝川第二高3年)は、初日6オーバー・110位タイという結果に。それでも「楽しむ余裕はなかったですけど…まあ楽しめたと思います」と、淡々と一日を振り返った。

オーガスタ制覇後に撮影!梶谷翼のドライバースイング【連続写真】

序盤は13番で先にボギーが来るも、すぐさま14番でバウンスバック。本人も「耐えて、ラフに入ってもパーでしのいで」というゴルフを続けた。しかしその潮目が変わったのが17番だった。パー5の3打目は距離が合わずグリーン左奥に。ここをダブルボギーとすると、後半は「途中から集中力が切れた時があった」と4つのボギーを叩いた。

1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「77」でホールアウトし、やはり「なかなか抑えきれなかった」という後半のプレーを悔やんだ。特に課題と感じたのはフェアウェイキープ率50%だったドライバー。深く、粘り気のあるラフが生い茂るコースでは、そこに入るとボギーのリスクが格段に増す。「ショットが散らかっていた割にはパーセーブできた」というのは明日以降に向けての明るい材料だが、そのなかで「途中で体力が尽きるというか、フワフワした時間があった」と心身を削られたのも事実だった。

「体力がない。日本でも考えるんですけど、質というか、何手先も考えないといけないので、頭を使います」。これがプロの、そしてタフな戦い必至の全米女子オープンのセッティングだ。それでもプレー前から「落ち着いているというか、特に緊張もなく」というあたりは、やはり並みの高校3年生ではない。ナショナルチーム(アマチュア日本代表)のユニフォームでプレーする梶谷が、「JAPAN」を背負って明日の18ホールにも全力を注いでいく。

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