「今回は2つのコースを使用するという事から、準備も例年とは違います。大会のトロフィーや、看板をなるべく見ないようにして、単に『2つのゴルフトーナメントに出るのだ』という気持ちで向かってください」と、日照時間が短くなるため予選ラウンドを2つのコースで行う本大会の特性への対応を説明する。
「そして、最終日の前夜。勝つチャンスのあるいい位置につけていたら、その時に、今回の全米女子オープンの重要性を実感すればいいのです。少なくともそれまでは、2つのコースについてできるだけ知り、いいゲームプランを立て、ベストのプレーをするだけです。そして最終日、最終組に近いグループでプレーをする事ができれば、チャンスはあります。彼女はこれまでにもプレッシャーに強いところを見せてくれています。優勝に手が届くポジションにつけることができれば、チャンスはあるでしょう」
これらはもちろん、畑岡と渋野以外の16人の日本勢にも通用すること。異例ずくめの12月開催。大きな期待をもって大会を見ることができそうだ。

