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いまさら聞けない! ミッションヒルズCCってどんなコース?

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所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年4月2日 17時39分

毎年コースコンディションが変わるのも特徴。近年で言うと、2015年大会はコースがあるカリフォルニア州が深刻な水不足に陥り、ラフが例年より短く、乾燥でグリーンのところどころがヒビ割れているような状況だった。だが、その翌年の16年は例年になくフェアウェイがウェットであまりボールがコロがらず、よりミドルホールが長く感じる条件だった。同じコースとはいえ様々な表情を見せるのも今大会の見どころの一つ。

最注目ホールは、なんと言ってもフィニッシングホールとなる18番。561ヤードのパー5だが、ティーイングエリアは日によって変化。ティショットから選手を惑わせる。さらに浮島となっている大きなグリーンは傾斜を読むことが難しく、パターの技術も必要だ。歴代優勝者のレクシー・トンプソン(米国)が「ANAの18番で決めるのはいつも本当に気持ち良いですね」というほど。

2オンを狙えるホールだけに、パワーヒッターに分があるのは間違いないが、何度も出場した宮里藍が「18番はティが前に出るとロングヒッターは2オンを狙ってきますけど、2オンする確率が高いかというとそうでもないデザイン。レイアップすればスピンをかけてしっかり止められるという点もある。すごくフェアなホール」というように、ただ飛ばせば良い、というものでもない。

ただし、難しいだけでなく、いいショットをすればご褒美も大きい。だからドラマが生まれるのである。今大会を2度制しているブリタニー・リンシコム(米国)は、2度ともこの18番ホールでイーグルを奪い優勝を決めた。特に2015年はこのイーグルでステイシー・ルイス(米国)に追いついてプレーオフに持ち込みV。今なお語り継がれる劇的イーグルとなっている。

行く手を阻む18番グリーンを囲む池、通称“ポピーズ・ポンド”は、優勝者を見届けたあと大会名物となる池ダイブを行う舞台に早変わり。18番横の橋の脇には大会創設者のダイナ・ショアに敬意を表す記念像が立ち、橋はチャンピオン専用となっている…などなど18番だけでも十二分に見応えがあるコースだ。

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