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吉田優利がずっと取り組む“60ヤードルーティン”のワケ 米本土2戦目へ「すごく大事なとき」

吉田優利の60ヤードルーティンにはどんな理由や効果がある?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2026年3月25日 08時30分

<フォード選手権 事前情報◇24日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6675ヤード・パー72>

アリゾナ州にあるソノラ砂漠の中にある会場で、3度目の出場となる吉田優利は日曜日から調整を続けている。月曜日、火曜日にはラウンドを行い「乾燥しているコースだから、砂地が多いイメージかな」とコースの印象を明かす。

【写真】これが吉田優利の“60ヤードルーティン”のやり方

プレーエリア以外は砂地が広がる典型的なデザートコースだ。フェアウェイやグリーンは硬く、ボールが跳ねやすいコンディション。昨年についても「日曜日にかけて乾燥していき、どんどん硬くなってすごく飛んでいたイメージ」と振り返る。「ティショットもグリーンもランの計算をしないといけない。キャリーコントロールが大事かなと思います」と攻略ポイントを挙げた。

先週はショットの状態こそ良かったが、傾斜の強いフェアウェイやグリーンに苦しみ予選落ち。「(調子が)いいと思ってコースに行ったらダメだった。いいと思いたかっただけなのかもしれない」。その払拭のため、「時間をかけて練習をして良い感覚を取り戻せたらいいなと思っています」と自身を見つめ直した。

そんな吉田の練習には、こんなルーティンがある。練習場内の端側、打つ場所から60ヤード地点にキャディがヘッドカバーを置き、そこにボールを打つというものだ。

「基準になる距離が欲しくて、大体58度のスリークオーター(手元の位置が胸の高さまでの振り)になると、ちょうど(キャリー)60ヤードぐらい。50ヤードなら少し弱く、70ヤードなら少し強く打てばいい、みたいな基準が私は60ヤードなので、毎朝、置いてもらっています」

吉田にとってスコアメイクに欠かせない、100ヤード以内のタテ距離の基準作りは、「プロになってから何年もやっています」というものだ。それは日本ツアーで戦っているときから変わらないルーティンメニューとなっている。長い間、同じことを続けることは簡単ではないが「私は続けられるものしか続けない。続けられないことは好きではないというか、続けられる最大限のことが60ヤードでした」と数ある練習内容の中で見つけたものだった。

日々の積み重ねにより「きょうは強めに入っているな…」といったコンディションの確認も可能になるという。目的は技術向上だけでなく、調子の波をおさえることにもある。「(100ヤード以内が)すごく上手くなったとかはないけど、(自分の基礎の)最低ラインだと思っているので、そこはしっかりやっています」。試合がない週の練習では「10ヤード刻みとか、もっと細かい練習をやっています」とさらに細かな調整を行い、レベルアップに励んでいる。

今週もこのルーティンで状態を整え、本戦に臨む。今季は4試合に出場し、直近2試合では決勝ラウンド進出を逃している。「1ラウンド、いい形で回れれば、トントンっていきそうな気配もあるし、いけなければ沈む気配もある。すごく大事なときだと思います」と現状を分析する。シーズン序盤だからこそ、「早くいいほうに持っていけるように、バーディをたくさん取っていきたいと思います」と意気込んだ。(文・高木彩音)

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