<すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 事前情報◇27日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>
2013年の「日本オープン」をはじめ、レギュラーツアー3勝の小林正則。今年2月に50歳の誕生日を迎え、シニアルーキーとして1年を過ごしている。
今週はシニアツアー第4戦を迎える。同週にはクラブ契約を結ぶミズノが主催の国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」が開催される。1999年のプロデビュー戦であり、ホストプロとして24回出場している。昨年は予選落ち後、決勝ラウンドは解説業で大会に関わった。
18年大会では2位タイに入り、「全英オープン」の切符をつかむなど契約選手として長らく盛り上げてきた。今年は断腸の思いで栃木入り…ではなかった。「もしかしたら予選は通るかもしれないけど、4日間で上位に行けるかと言ったら、そりゃ無理ですよ」と笑い飛ばす。自身は加齢により「下手になっている」といい、若い選手は「飛ぶし上手いし」と昨年大会でその差を肌で感じ、いさぎよく「ミズノオープン卒業」を決められたという。
「レギュラーツアー2勝以上、『公式戦』1勝以上」の資格で、今季開幕からシニアの舞台に足を踏み入れた。今季のルーキーではレギュラーツアーでもっとも結果を残している“大型ルーキー”である。
シニアツアーは予選落ちの試合が少なく、レギュラーツアー時代戦っていた選手たちと再び50歳以上の舞台で真剣勝負ができる。また、レギュラー時代は活躍できなかったが、50歳を機にシニア挑戦を狙う選手も多い。“第二のプロゴルファー人生”のスタートともいえるが、小林には悩みがある。
「先輩たちと同じ土俵で戦える楽しみはありましたけど、いま調子が悪くて戦える次元にないんです。自分のゴルフがよくないと、楽しめないです…」。開幕から33位、18位、43位と必死にもがいている。
もともとドローヒッターだが、左のミスが嫌で40代後半からフェードに変えた。下部ツアーで優勝など一時は結果もついてきたが、「やっぱり左に行かせないだけのフェードでは戦えません。今はドローに戻して、左のミスが出ないドローの感覚を高めています。大事なところでドローとフェードが打ち分けられることが大切だと思います。この試合で試してみて、何かヒントをつかめればね」とツアーが本格化する秋の陣に向けて、大事な一戦となる。
身長186センチで今でもドライバーは300ヤード近く飛ばす飛距離はシニアでも屈指。キャディバッグを見るとシニアの開幕戦から最新モデルの「JPX ONE SELECT」をはじめ、多くのミズノ製クラブが入っている。レギュラーツアーの会場(岡山)とは離れているが、栃木でも“ミズノ魂”で戦う。(文・小高拓)
