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「もちろん優勝」JAL契約の後藤未有が狙う初V “タイミング”修正で復調に手応え

ホステスプロとして挑む後藤未有。地元・福岡で復活ののろしを上げる。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年7月3日 08時30分

ホステスプロとして挑む後藤未有。地元で復調のきっかけをつかむ
ホステスプロとして挑む後藤未有。地元で復調のきっかけをつかむ (撮影:佐々木啓)

<資生堂・JAL レディスオープン 事前情報◇2日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6766ヤード・パー72>

畑岡奈紗、勝みなみ、渋野日向子らをサポートしているJAL(日本航空)が、今年から今大会の特別協賛に加わった。そのなか、出場選手の中で唯一、同社と契約を結んでいるのが2021年にプロテストを合格している後藤未有だ。下部ツアーのステップ・アップ・ツアーでは1勝を挙げているが、レギュラーツアーでは未だ勝てていない。

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「ホステス大会というのは、すごく自分の中では勝ちたい試合になるので、今週に向けて、先週予選落ちしたぶん、一度福岡に帰ってしっかり体の調整もしてきました」

これまでの課題はパッティングだったが、それを補っていたショットにも不安が出てきていた。「パットはずっと悩んでいるんですけど、そのぶんショットでカバーしているところが崩れてきてしまって…」と、思うようなゴルフができず、直近4試合では予選落ちが続いている。

一方で、ホステスプロとしての思いを胸に、地元・福岡県でしっかりと準備を重ねてきた。「不安はだいぶなくなってきている」と語るように、前戦とは違う手応えを感じながら今大会を迎えている。

ショット復調へ、修正のポイントとなったのは「体の回転のタイミング」だった。「イメージと実際の動きがバラバラになっていて、シンプルにタイミングがズレている」と明かす。具体的には、バックスイングで上半身の回転が浅くなり、切り返しで肩の開きが早くなる。さらには体が横に流れる“スウェー”の動きも入り、結果として「左右に散らばっていた」とミスショットが増えていた。

そこでトレーニングジムに行き、「回転のタイミングをちゃんと取れるように、下半身の安定感、腹圧の入れ方、肩回りの動かし方などをスイングしながら調整しました」とスイング中の体の使い方を見直した。その成果は確実に現れており、「だいぶ修正ができました」と自信も取り戻しつつある。

今年のコースセッティングは、昨年よりも難度が上がっている。2番と13番のパー5の距離が伸び、総ヤーデージは69ヤード増えている。「ボギーが出やすいホールは増えていると思う」としながらも、前向きな姿勢を見せる。「今年はラフもけっこう長くて、距離もあってタフなホールは多いんですけど、自信もって打っていければいいかなと思います」。狙うは「もちろん優勝です。そこをしっかり見据えて、調整しながら頑張っていきたい」と意気込みを示した。

昨年よりも難しさが増したコースセッティングとなり、“耐えのゴルフ”が予想されるが、ショットの復調に手応えを感じているからこそ、自信を取り戻すきっかけとなる一週間にしたい。そして、特別な思いを抱くホステス大会で、念願のツアー初優勝をつかみに行く。(文・高木彩音)

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