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『69』で3位まで浮上! 古江彩佳が虎視眈々と狙う逆転日本一 「あしたも攻めて追いつきたい」

女子ゴルファー日本一決定戦は、第3ラウンドが終了。古江彩佳が3位で最終日に向かう。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年9月30日 16時38分

古江彩佳がスコアを伸ばし、3位で最終日へと向かう
古江彩佳がスコアを伸ばし、3位で最終日へと向かう (撮影:佐々木啓)

<日本女子オープン 3日目◇30日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>

11位で決勝ラウンドに進んだ古江彩佳が、「69」と3つ伸ばしトータル7アンダーの3位まで順位を上げてきた。静かに息を潜めていた本命のひとりが、最終日の優勝争いを盛り上げそうだ。

ハワイのビーチを散策する古江彩佳と西村優菜【動画】

スタートの1番で6メートルを沈めると、それも含め5番までに3バーディ。その後はボギーもバーディも来る出入りの激しいゴルフだったが、最終18番パー5では3打目の残り48ヤードのアプローチを“お先”まで寄せ、最終日に希望を残すバーディ締めとした。

「セカンド地点は深くなっている」と、ティショットをラフに入れたところがボギーになる展開になった。さらに不規則な風も吹き、それもプレーの精度を奪うことも。芝質の異なる米国でのプレーも2年目となり、いまでは日本の芝に「慣れてきているかな」というほど。「向こう(米国)では(ラフに)ねじ込むショットが多いけど、それを日本でやるとつっかかってしまう」と、クラブの入れ方も異なってくる。ただ「長くて、密集率が高い」という芦原の芝質はつかんできている。

アマチュア時代を含め、日米9勝を挙げているが、まだメジャータイトルには手が届いていない。「大きいタイトルはゴルフをやっていくなかで獲りたい」という思いは当然ながら持っている。それでも貫くのは“自分のプレー”。その先にこそ、歓喜が待っていることを知っている。

トップとの差は4打。安定感に爆発力も兼ね備える古江なら、十分に逆転圏内といえる。「きょうはうまく攻めることができた。あしたも攻めて追いつきたい」。虎視眈々と、“日本一”の座を狙っていく。(文・間宮輝憲)

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