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渋野日向子VSアマ佐藤心結の“再現”も? 高2・吉崎マーナが暫定2位「その位置にいられたら」

沖縄出身の高校生が上々発進。吉崎マーナの頭に浮かんだのは、渋野日向子と佐藤心結の死闘?

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年10月4日 19時26分

キリッと目ヂカラが強い吉崎マーナ。目指すはアマチュア優勝
キリッと目ヂカラが強い吉崎マーナ。目指すはアマチュア優勝 (撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 初日◇4日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>

高校2年生の17歳アマチュア、吉崎マーナ(沖縄カトリック高1年、※崎は“大”ではなく“立”)が好位置につけている。14ホールを消化して、4バーディ・ボギーなし。4アンダーは首位と1打差の暫定2位で初日を終えた。

仲良くトロフィーを掲げるシブコと佐藤【写真】

出だしの10番パー3(実測179ヤード)は5番ウッドで2メートルにつけてバーディ発進。11番も連続で奪い、勢いに乗った。「ドライバーとかショットが振り切れていた」とさらに2つ奪ってターン。日没が近づいてきた後半は「暗くなってきてラインが読みづらかった」とパーを並べたが、△なしのプレーに合格点を与える。

沖縄県出身だが、開催地の東名CCはかつてジュニアの大会でラウンドしていて、「思い出がたくさんある」という。中学生の時には1打差で惜敗した経験もあるが、その頃から飛距離は30~40ヤードも伸びた。コースがトーナメント仕様になっていても、「距離が伸びているぶんだけ短い番手で攻めていけるし、ショットの精度もだいぶ上がっている」と成長を感じている。

地元沖縄での開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では上位に姿を見せ、34位でローアマチュアを獲得。先週の「日本女子オープン」は予選会を通過して出場し、4日間を戦い抜いた。今週の目標は「予選を通って、トップ10フィニッシュをすること」。イレギュラーな初日となったが、堂々の滑り出しだ。

2021年大会ではアマチュアが脚光を浴びた。当時、明秀学園日立高3年生だった佐藤心結が渋野日向子、木村彩子、ぺ・ソンウ(韓国)とのプレーオフに加わった。優勝こそ渋野に渡したが、最後までプロを追い詰めた。

まだ中学生だった吉崎も、テレビで佐藤の活躍に見入っていた。「(佐藤の姿を)自分に置き換えながら見たりもしていたので、その位置にいられたらいいなと思います。あす以降も一打一打に集中して、悔いのないようにやりたいです」。来年にはプロテスト受験を予定する17歳。史上9人目のアマチュアVだって、見えてくるかもしれない。(文・笠井あかり)

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