ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「今は自分で原因を考えられるように」 “自立”を決意した佐藤心結の今

「リゾートトラスト レディス」は第3ラウンドが終了。佐藤心結が4位タイで最終日に入る。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年5月28日 09時30分

首位と5打差の4位タイにつけた佐藤心結 最終日の追い上げなるか
首位と5打差の4位タイにつけた佐藤心結 最終日の追い上げなるか (撮影:鈴木祥)

<リゾートトラスト レディス 3日目◇27日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6500ヤード・パー72>

初めてシード選手として迎えた今シーズン。佐藤心結(みゆ)は、ここまで出場12試合で7度の予選落ちを喫し、メルセデス・ランキングでも74位と苦しんできた。しかし静岡での戦いは、ショットの状態が上がっているという手ごたえを感じられる4日間になりそうだ。

「特にアイアンでラインを出せるようになってきて、距離も安定して飛ばせています。最近はピンに対して合わせやすく、チャンスが作れるようになってきている。アイアンがきょうはよかったですね」。昨年は70.7441%で17位になったパーオン率も、ここまで62.5926%の55位。グリーンを狙うショットが精彩を欠いていただけに、3日目に18ホール中17ホールを記録したパーオン数は自信につながってくる。

昨年12月に、小学生のころから指導を受けてきた三觜(みつはし)喜一コーチのもとを離れた。現在は周囲のアドバイスも得ながら、基本的に自分で考え、スイングの試行錯誤を行っている。「先のことを考えると、誰かに見てもらったほうがいいし、気持ちに余裕もできると思います。ただ、今は自分で原因を考えられるように。(コーチ選びは)焦らずにと思っています」。これが“自立”した今、考えていること。

ここにきて状態が上がってきているのも、3週前の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の会場でキャディから指摘を受け、話し合いのすえアドレスを見直したことに起因する。もともとフェーダーだが、アドレス時にクローズドスタンス気味になっていることがわかった。「逆のボールを打つんじゃないか、という向きになっていて、どっちの球(フェード、ドロー)も出るようになっていた。どこに飛んでいくかわからない状態で、狙いたいのに狙えないということが続いてました」。大事なメジャー大会ではあったが、“今後のこと”を優先。多少の違和感があってもオープンスタンスを意識しプレーした。

3日目はスタートホールの1番から、2打目を4メートルとピンに絡ませバーディ発進。17番で奪った5つ目のバーディも2メートルを沈めたものと、ショットのキレは戻りつつある。しかもボギーフリーとくれば、さらにその満足度は高い。トータル12アンダーまで伸ばし、順位も4位タイまで上げてきた。

首位の山下美夢有との差は5打あるが、「せっかくのチャンスなので、それを生かさないと優勝というものには届かないと思う」と、しっかりテッペンを狙っている。「きょうも集中して平常心でできていた。この感覚を忘れずに明日も同じようにやっていければ、優勝争いにも絡めると思う」。気持ちを高めてコースに出ていく。(文・間宮輝憲)

記事に関連するリーダーボード

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト