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「また泣いちゃう」大山志保が復帰戦で“うれし涙” ファンのお出迎えに感激

2年5カ月ぶりにツアーへ復帰した大山志保が、ファンからの声援に涙した。「うれしかったです…」。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年11月8日 18時15分

<伊藤園レディス 初日◇8日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>

ツアー通算18勝の大山志保が、2022年6月「アース・モンダミンカップ」以来、2年5カ月ぶりにツアーへ復帰。スタートホールに集まったギャラリーから「しほちゃんおかえり」というあたたかい声援が送られた。「うれしかったです…」。ホールアウト後、涙をこぼしながら初日を振り返った。

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「あたたかい拍手で迎えていただいたので、もうこれ以上…あぁ、また泣いちゃう」。大会開催前にも仲間や後輩との再会に感極まり涙を流していた大山だが、またもや感情が高まり、ティッシュで涙をぬぐった。「ずっとこれを思い描きながら痛みに耐えてきたので、幸せだなと思います」と語り、念願のツアー復帰に涙が止まらなかった。

大山は2022年11月、両足などの痛みにより「トーナメント特別保障制度」を申請。治療を重ねるもすぐには改善せず、23年5月に同制度の延長を申請した。「この舞台に立ちたい」という思い一つで痛みに耐える日々を送っていたからこそ、今大会の出場は熱い思いがあふれるものだった。

この日は1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「78」と苦しいゴルフとなったが、5番パー5では92ヤードの3打目を1メートルにつけてバーディ奪取。「やったー!」と手を上げて喜ぶ姿に、ファンたちも笑顔で拍手を送った。

ラウンド中、歩くのを止めると足に痛みを感じる場面もあったが、「痛みは変わらないですが、それを言い訳にするくらいなら『もうやめてしまえ』って自分に厳しく思っている。痛みはあるけど、それがこのスコアの原因ではない」と痛みに負けない強い意志を示した。2日目も大好きな舞台でプレーできる喜びを感じながら、笑顔で18ホールを完走したい。(文・高木彩音)

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