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17歳アマの“先制弾”でメラメラ 飛ばし屋・竹田麗央が奮起「66」

飛ばし屋アマチュア、キム・ミンソルと同組になった竹田麗央が奮起。6アンダーの好スタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年6月6日 17時16分

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇6日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

フェアウェイの真ん中に着弾した自分の球の10ヤード以上先に、もう1個、ボールがあった。「うん!?」。今季ドライビングディスタンス1位に立つ竹田麗央は内心、驚きを隠せなかった。


ゴキゲンなレイチェル【写真】

スタートホールとなった405ヤードの10番パー4。グリーンエッジまで95ヤードを切る驚弾を放ったのは、日本ツアー初出場のアマチュア、キム・ミンソル(韓国)だ。17歳によるビッグドライブが、全米帰りの飛ばし屋の闘志に火をつけた。

「いきなりアマチュアの選手にアウトドライブされて、びっくりした。これはちょっと気合を入れないといけないと思い、それ以降はしっかり振りました」

メジャー初挑戦となった先週の「全米女子オープン」で9位に入り、胸を張って帰国。その初戦だった。「飛距離では誰にも負けたくない」と常々口にする21歳の負けん気にスイッチが入った。

11番パー3はピン手前1メートルにつけてバーディ。ドライバーを強振した12番パー5は年下のアマより2ヤードほど前に出た。2アンダーで前半を折り返し、1番パー5は残り229ヤードから3番ユーティリティで2オンに成功した。しかも、ピンそば2メートルの会心ショット。難なく奪ったイーグルで溜飲を下げた。

前日までは少し時差ぼけがあったというが、「きょうは疲れもなく回れました」。眠気と疲れを忘れさせてくれたのはスタートの“屈辱”だ。4番パー5で2メートル、7番パー4で1.5メートルを沈めるなど、ショットで奪った5バーディに今季7度目のボギーフリー。満点ラウンドで快調に初日を滑り出し、「全米に比べてグリーンの傾斜がない分、ピンをデッドに攻めることができた」とにっこり笑った。

竹田のスタートダッシュを結果的に“アシスト”する形となったミンソルも6バーディ・3ボギー「69」の好発進。「球は高いし、パターもうまい。ポテンシャルがあるというのは、ああいう選手のことを言うんだろうなぁと思います」。178センチと恵まれた体を持つ世界アマチュアランキング4位の逸材を絶賛したが、スコアはもちろん、飛距離でも負けるつもりはない。2日目も同組。プロの強さを見せつけて、今季4勝目に向けて前進する。(文・臼杵孝志)

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