<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6510ヤード・パー72>
常時風速9~10m/sの強い風が吹いた葛城GC。風で難度が高まるなか、ツアー屈指の飛距離かつハイボールヒッターの入谷響が3バーディ・2ボギーの「71」で回り、首位と2打差の4位タイで滑り出した。
「きょうは最初から耐えるゴルフになるだろうと思っていました。バーディは狙っていくけど攻めすぎず。割り切るところは割り切ってパーを拾うみたいな感じで」。パーオン率は18ホール中12回(66.67%)。パーオンを逃しても4ホールでパーセーブに成功し、スコアをまとめた。
ルーキーイヤーの昨季は「ニチレイレディス」で初優勝を遂げ、メルセデス・ランキング24位と活躍。ドライビングディスタンス259.38ヤード(4位)というパワーで大きなインパクトを残した。その飛距離もさることながら、他の選手とは比べモノにならないほどの高弾道も持ち味である。
ハイボールは風の影響を受けやすいが、この日の入谷はどのようなゴルフを心がけたのか。「番手を上げたり下げたり。(弾道を)抑えて打つこともありますけど、極端にはやらないです」。入谷にとっての低い球は、他の選手と同程度の高さでもある。
「球が高いので、もちろん流されます。風に流されることを計算して。パー3は基本センター狙いとかです」。風とケンカせずに、運んでもらう感覚で打っている。
今季は2戦目の「台湾ホンハイレディース」で4位タイ。先週の「アクサレディス」は31位タイだったが、初日に「65」で首位発進を決めるなど「7アンダーとか出ているのでゴルフは悪くない。きょうも風の中で耐えるゴルフができた」と、徐々に手応えのあるラウンドは増えている。
2年目の今季を飛躍の年にするため、オフは「本当にタッチが合わなくて下手」というロングパットの距離感を合わせる練習を増やした。「ひたすらロングパットをやっていました。グリーンによって合わせる必要はありますが、そこの成果は感じています」。ロングパットのタッチを合わせて、2勝目への距離感もグッと詰めていきたい。(文・小高拓)
