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転換点は“持ち球”改革 30歳・永峰咲希が5年ぶりV「結果につながってくれた」

覚悟の持ち球変更。30歳・永峰咲希がついにツアー3勝目をつかみ取った。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年7月7日 07時30分

「(ジュニアのときに)フェードでやっていたので、イメージを変えるのは苦じゃなかった。変えてからは、予選通過の率も上がって、フェードなんだな…」と、復調への確信を得た。

さらに悩み続けてきたドライバーのスピン量も、フェードへの変更で改善。「2100(rpm)しかなかった回転数が2800~3000(rpm)にまで増えた」と飛距離だけでなくコントロール性も上がった。初日から「今年は優勝ができると思う」と話していたが、その予感は的中した。

そして、もう一つの課題だったパッティングにも光が差した。「パターが良かった時期は、真っすぐのラインに自信があった。上りの“ちょいスライス”に付けておけば、3メートルぐらいまでは自信を持って打てていた。そのフィーリングがここ2~3年は出なくて、アドレス、グリップなども変えたけど、なかなか見つからなくて…」と悩みを抱えていた。そこで目澤氏の提案もあり、今年5月の「パナソニックオープンレディース」でスコッティキャメロンの『ファントムX プロトタイプ』に変更していた。

「すごく精度が上がって、回転も、直進性もすごい」と好感触。「きょうも何回も入ってくれましたけど、微妙な上りのパーパットに対するストレスが減った。すごく助けられているなと思います」と不安を払しょくする一本が誕生。4日間のうち、3ラウンドでボギーフリーのプレーを展開できた要因の一つとなった。

ショット力とともに、スコアメイクの要であるパターも復調。シーズン序盤から優勝争いに加わるなど、以前の“戦闘感覚”が戻ってきた。「最初は緊張していましたけど、回数をこなすうちに『あ、こうやっていたな』って感覚が戻ってきました。最終日最終組でも、今まで以上に落ち着いてプレーできました」と振り返った。

2022年にメルセデス・ランキング(MR)65位でシードを喪失。翌年から日本女子プロ優勝による3年シードを行使したが、その選択を後押ししたのは父の言葉だった。

「父に『そんなもん持っているから甘えが出るんだ』って言われて。確かに保険として持っていると、『3年シードがあるし…』って頭の片隅で思ってしまう。それがダメなのかなと思ったので、もう使っちゃえと思って使いました」

23年にMR34位で通常のシードに返り咲いたが、昨季はMR69位に沈んで再度手放していた。今季は3年シードのラストイヤー。今回の優勝でまたもシード復帰を果たし、「ここ3年、本当にパットが入らず歯がゆかったけど、頭の中がシンプルになってきた。今年はそれを出し切れて、結果につながってくれたことが本当にうれしいです」と笑顔を見せる。

苦しみも葛藤も、すべてがこの5年ぶりの勝利につながっていた。30歳の進化はまだまだ止まらない。(文・高木彩音)

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