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向上心の塊? 吉田優利は首位タイ発進も「修正したい部分のほうが多い」

吉田優利が8つのバーディを量産し、首位タイの好スタートを切ったが…。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年7月21日 08時00分

<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇20日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6540 ヤード・パー72>
 
5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で国内メジャー初優勝(通算3勝目)を遂げた吉田優利が、8バーディ・1ボギーの7アンダーで回り、リ・ハナ(韓国)と並び首位タイで初日を終えた。

アウトコーススタートの前半、ふたつバーディを獲った後、6番パー5で3パットのボギーを叩き火がついた。「3パットはちょっと打てていませんでした。ボギーを獲り返さなくちゃとは思いましたが…」と話したように、直後の7番から3連続バーディを奪取。
 
でも「3パットは自分が思ったようには打てていたので、そこまでマイナスな感じではなかったです。きょうは自分の感覚よりもいいスコアが出たので、修正したい部分のほうが多いです」と、好スコアにも満足していないことを明かした。
 
降り続いた雨の影響で、グリーンが重く軟らかいコンディションとなった今大会。戦前からビッグスコアの戦いになることが予想され、初日のこの日もバーディ合戦が展開。首位から3打差の17位タイまでに21人が入る大混戦となった。それだけにもっとスコアを伸ばしたい、まだ伸ばせるという思いがあるのだろう。
 
2日目もスコアを伸ばせるのか? と問うと、「調子は毎日変わります。でも調子=スコアじゃありません。スコアにつなげられるように、いまから調整します」と、自分自身の気持ちを引き締めていた。この己に対する厳しさ、飽くなき向上心が吉田の強さなのだ。
 
吉田は大会前、同じ福岡県で開催中の「世界水泳選手権」の観戦に行った。「水球競技を初めて観に行きました。足のつかないプールで泳ぎながらプレーをして、一瞬で流れを判断する。ゴルフは考える時間が長いですが、この一瞬の判断も大事なことだと思いました。ゴルフだけだと視野が狭くなるので、いろんなことを体験していきゴルフに役立てたいと思っています」と話したように、通常なら息抜きであろうこの時間さえも、吉田は刺激に変えて自らの成長に生かしている。
 
2週前に挑んだ「全米女子オープン」の予選落ちも、吉田にとっては成長の階段。マイナスな引きずりはない。「米国で求められるものはショートゲームだったり攻め方だったりいろいろあります。スキルの面でも見えてきたものはあります。難しいけど、私にはまだ伸びしろがあるということ。でもそれを意識しすぎて、目の前の試合をおろそかにはしたくありません。日本に向けても米国に向けても、同時進行でスキルを上げていきたいです」と、どこまでも自分に厳しい。
 
向上心の塊、吉田優利が2日目以降どこまでスコアを伸ばすのか? 4日間を通して首位を守りきる完全優勝もあるのではないだろうか。興味は尽きない。(文・河合昌浩)

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