<リゾートトラスト レディス 初日◇28日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6500ヤード・パー72>
2023年の韓国ツアー賞金女王、イ・イェウォンがボギーなしの「68」で回り、首位と2打差の4位と好スタートを切った。ウサギに似ていることから“パーフェクトバニー”のニックネームを持つ23歳は、優勝、そして日本ツアー本格参戦を目指す。
韓国での実績は抜群だ。アマチュア時代にナショナルチームのエースとして活躍すると、プロ転向後の22年に新人賞を獲得。23年には3勝を挙げ、賞金女王、ポイントランキング1位、平均ストローク1位とタイトルを総なめにした。24、25年もそれぞれ3勝。今季も通算10勝目となる優勝を果たし、ポイントランク1位に立っている。
日本ツアーデビューは24年「ワールドレディスサロンパスカップ」。最終日を単独首位で迎えたが、スコアを落として3位に終わった。「いい成績を残せただけでなく、環境が良く、選手ファーストなツアーだと感じた。ここでなら長くプレーできると思った」。25年「ソニー日本女子プロ選手権」(52位)、先週の「ブリヂストンレディス」(31位)に続いて、今大会が日本での4試合目となる。
強さの秘密は冷静なマネジメント。「ショットでチャンスを作るというより、ここならやさしくバーディを取れるという戦略を立ててプレーしている」。加えて、グリーン周りのアプローチも得意にしている。
初日のプレーについては「コースが難しいことは分かっていたのでバーディを狙うことよりも、スコアを落とさないことを意識しました」。積極的に攻めたわけではなかったが、パットが決まっていれば「あと3つぐらいは伸ばせたんじゃないか」というほど、ショットが好調だった。
「小さいころから日本でプレーしてみたいと思っていた。優勝することが一番の近道」と話す一方で、ゲームプランはやはり冷静だ。「まだ54ホールもあるので、アグレッシブになり過ぎず、守るべきところはしっかり守るプレーをしたい」。韓国のニュースターが優勝して日本での出場権を得られるのか。残り3日間のプレーに注目だ。(文・田中宏治)
