<北海道meijiカップ 初日◇7日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>
ここまで6戦連続で予選落ちを喫していた入谷響が、再び息を吹き返す4アンダーの首位タイ発進を決めた。
5月の「ブリヂストンレディス」でツアー2勝目をマークしたが、それ以降、成績は急降下。優勝後にも2戦連続の予選落ちを経験している。さらに「宮里藍サントリーレディス」の29位を挟み、今大会まで決勝進出を逃し続けてきた。
一体、何が起きていたのか。「自信が無くなっていた」。自身を「考えすぎる」タイプと分析する。1つ悪いところがあれば、それを直そうと深く考えすぎ、負のスパイラルに陥っていた。
「曲がってしまったらどうしよう」というような“恐怖心”を抱きながら試合を戦っていたが、そうした不安を取り除くべく、先週のオープンウィークは師匠の中嶋常幸のもとを訪ねた。そこで「『技術が伴っていないからメンタルがやられちゃうんだよ』と言われました」と助言を授かった。
師匠の言葉で「気持ちを落ち着けた」と、色々考えるより、技術を磨くことを第一に。スイング時にトップの位置を変えるなど、試行錯誤を重ねている。
これが、再びエンジンに点火するきっかけになった。大会前は緊張していたというが、「思い切って振っていけた」。フェアウェイキープ率は57.1%(8/14)だったものの、パーオン率は72.2%(13/18)と高水準をマーク。序盤4つのバーディも、ショットでつけて得たものだった。
3月の「アクサレディス」以来となる首位発進。「最近のスコアでは頑張った方かなとは思いますが、できていない部分がたくさんあるので、なんとかできる範囲で修正していきたい」。まだ試合は始まったばかり。ここからも考えすぎず、豪快にクラブを振り抜きたい。(文・齊藤啓介)
