<北海道meijiカップ 最終日◇9日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>
プロ3年目で手にした初優勝。契約フリーの吉澤柚月を支えた14本のクラブに迫る。
契約フリーのため、さまざまなメーカーのクラブを使用するが、軸となるのはダンロップ。3番ウッド、5番ウッドに続き、その下には4番、5番ユーティリティを入れている。いずれも『スリクソン ZXi』シリーズを使用。アイアンは3機種ある中から、寛容性と操作性を両立したオールマイティな立ち位置の『スリクソン ZXi5』をバッグインする。
一方、ドライバーはその流れから外れるテーラーメイドの『Qi4D LS』を使用。シャフトはツアーではあまり見かけないモデルだが、「地元の練習場で工房をされている方から『打ってみない?』と言われたのがきっかけ」で、シンカグラファイトの『LOOP SLASH 6 TYPE-B』を挿している。
フェアウェイウッドにも同じシャフトを使用しているが、ドライバーだけフレックスを『X』にしている点が興味深い。その理由は、「吹ける球が多くて、ランが出ないことが悩みで、少しでも弾道を低くしてランを出そう、と考えてです」。ヘッドもロースピン系だけに、ランを見込んでの選択と見て取れる。
一方、フェアウェイウッドは地面から打つクラブで、球の高さも確保する必要があるため、フレックスは『S』としている。
今シーズンは予選落ちが1回だけという抜群の安定感を見せているが、2024年のルーキーイヤーは決勝ラウンド進出が19試合でわずか1回。現在とは180度異なるシーズンを過ごしていた。
ここまでの飛躍を遂げた要因として挙げたのが、パッティングだ。1ラウンドあたりの平均パット数は、24年から『30』『29.5969』『28.6863』(全体6位)と着実に減少。パッティングコーチとして大本研太郎氏に師事し、「距離感だけを磨くことで改善されていきました」と、パッティングは劇的に向上。今では自身の強みとして挙げるほどになった。
その生命線を支えるパターは、テーラーメイドの『スパイダー ツアー』だ。色は違うが、ジェイソン・デイ(オーストラリア)も使用し、一世を風靡した“赤スパイダー”がエースだった。
「長く使っています。使い始めたのは中学生の頃から使用していました。いまは中学時代に使用していたパターの色違いを使用しています」。
何度パターを替えても、最終的に戻ってくるのはこのパター。赤の塗装が激しく剥がれてきたこともあり、現在は同型のシルバーヘッドを用意してもらい、使用している。
【吉澤柚月の優勝セッティング】
1W:テーラーメイド Qi4D(10.5°/シンカグラファイト LOOP SLASH 6 TYPE-B 6-X)
3,5W:スリクソン ZXi(15°,18°/シンカグラファイト LOOP SLASH 6 TYPE-B 6-S)
4,5UT:スリクソン ZXi(22°,25°/KBS PGH 75)
6~PW:スリクソン ZXi5(KBS PGI 90)
48,52,58:タイトリスト SM11(KBS $-TAPER LITE 95)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアー
BALL:ブリヂストン ツアーB X
