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初V→メジャーで連勝なら史上初 菅楓華、勝利のあとに起きた“まさかのハプニング”「開けた瞬間、通知が…」

先週初優勝を挙げた20歳・菅楓華。このナショナルオープンではツアー史上初の快挙がかかる。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年10月1日 15時05分

ツアー史上初の快挙に挑む菅楓華
ツアー史上初の快挙に挑む菅楓華 (撮影:福田文平)

<日本女子オープン 事前情報◇1日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝を挙げた菅楓華は、周囲の祝福ムードのなか、その喜びをかみしめている。

【写真】印象激変! 菅楓華がドレスアップしました

だがその優勝後には、思わぬ“ハプニング”も。次の会場へ送ったキャディバッグのなかにスマートフォンを入れっぱなしにしてしまったため、月曜日のコース到着まで、中身を確認することができなかった。「開けた瞬間、通知が鳴りやまなくて…」。この時差により、優勝をお祝いするメッセージが、まさに嵐のように届いた。その数は「把握できない」ほど。それでもなんとかすべてに返事をし、感謝の気持ちを伝えることができた。

「全部がうれしかったですけど、先輩プロからのメッセージは特にうれしかった」。そのなかには、オフにラウンドをともにするなど親交を深めている、同じ宮崎県出身の大山志保からのお祝いも。「『またラウンドができたらいいね』と言っていただきました」。会場でも選手、関係者から『おめでと~』と声をかけられたり、ハグを求められる場面をよく見かけた。

今週は日本一の女子ゴルファーを決める戦い。「日本でも一番大きくて、うまい選手が勝つ。セッティングも難しいイメージで、技術だけでなく頭も使ってマネジメントをしないと」と、タフな4日間を想定している。プロ1年目だった昨年は出られなかったが、アマチュア時代の2022、23年に出場。ともに予選落ちしていることも、その考えに拍車をかける。

初優勝はその余韻だけでなく、疲労も体に残した。優勝翌日からコースで9ホールの練習ラウンドを行ったが、「今まで以上に(疲労が)きてますね。飛距離も落ちていたし、足があまり使えなかった。いい経験ですね」。火曜日のプロアマでも18ホールをプレーしたため、開幕前日はノーラウンドデーにし、練習のみで仕上げ。回復を優先した。

ただラフが全体的に長すぎるということもなく、開幕前の時点ではグリーンもそこまで硬くはない。そのため「ビッグスコア」の予感もある。優勝のため目指すは「一日5アンダー」で、「60台で回ること」は必須条件と考えている。

「ショットも先週から引き続きいい感じです。ただコースがまったく違うので、気持ちを切り替えて」。初優勝から連続で勝利を挙げた選手は、1988年のツアー制度施行後では昨年の竹田麗央や22年の岩井千怜ら過去4人いる。ただ、そこにメジャーが絡んだケースはない。達成すれば史上初の快挙になるが、「(連勝は)あまり意識はせず。今週は今週で頑張りたいです」。自然体で大舞台に挑んでいく。(文・間宮輝憲)

【初優勝連続優勝記録】
西田智慧子:1990年「宝インビテーショナル」→「富士通レディース」
表純子:2005年「シャトレーゼクイーンズカップ」→「スタンレーレディス」
岩井千怜:2022年「NEC軽井沢72ゴルフ」→「CAT Ladies」
竹田麗央:2024年「KKT杯バンテリンレディス」→「フジサンケイレディス」

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