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菊地絵理香が貫禄見せるボギーフリーの単独首位発進 「ひさびさに感触がよかった」

ベテランの菊地絵理香が首位発進を決めた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年5月26日 07時00分

菊地絵理香が単独首位で4日間大会を滑り出した
菊地絵理香が単独首位で4日間大会を滑り出した (撮影:鈴木祥)

<リゾートトラスト レディス 初日◇25日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6500ヤード・パー72>
 
菊地絵理香が、通算6勝目に向け3連続&2連続バーディで先手を取った。2週連続優勝を狙う山下美夢有、昨季メジャー含む2勝の川崎春花という若手2人とのラウンドで、6バーディでボギーなしと存在感を見せつけた。

「最初3ホールくらいはあまりよくなかったんですけど、徐々に体が回るようになってきてショットはそれなりに感触がよかった」と、6番のバーディを皮切りに流れに乗った。7番パー3で6メートルを沈めると、280ヤードと短い8番パー4の2打目をウェッジで2.5メートルに寄せ3連続バーディを奪った。
 
さらに9番のパーを挟み、10、11番で連続バーディ。「パッティングもグリーンが重たいので、しっかり打つことだけを考えて打ったら、入れたい距離が入ってくれた」と14番パー5でも1メートルをきっちりと決めて1バーディを追加し、単独首位で初日を終えた。
 
この日は大きなミスも最小限に抑え、2番で6メートル、13番で2メートルのパーパットを決めるなどピンチもしのいだ。「打ち切れないパットも何個かあったので、そういうスキがあるとやっぱりまだ厳しい」と思う反面、「でもきょうのゴルフはひさびさに自分の中でも感触がよかった」という手応えも残した。
 
2021、22年と優勝し、10シーズン連続でシードを守っている。しかし今季は出場11試合で4度の予選落ちと1度の棄権に加え、なかなか上位を争えない状況が続く。メルセデス・ランキングも、シード圏外の65位にとどまり、ここからの巻き返しを狙う立場にいる。しかし、今季を振り返る言葉もベテランらしくサバサバとしたもの。焦りなどは一切感じさせない。
 
2日目はコンディションが難しくなる午後組でのプレーとなる。「もうちょっと風が強くなると嫌ですけど、でもこれくらいだったらうまく対応できるかなと思います」。最後まで堂々と自信を示した。(文・間宮輝憲)

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