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鈴木愛が宣戦布告 3度目“直接対決”の21歳へ「2週連続では勝たせない」

さすがは元女王。鈴木愛がボギーフリーの好プレーで最終日最終組に入った。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年4月20日 18時44分

最終日最終組入りの鈴木愛。竹田麗央の進撃を阻むか
最終日最終組入りの鈴木愛。竹田麗央の進撃を阻むか (撮影:鈴木祥)

<フジサンケイレディス 2日目◇20日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6494ヤード・パー71>

鈴木愛が6バーディ・ボギーなしの完璧ラウンドでトータル5アンダーの2位タイに浮上した。残り188ヤードの2打目を7番ウッドでピンそば4メートルにつけた15番パー4、2打目をグリーン近くまで運んだ16番パー5、4メートルを沈めた18番パー4など難易度が上がるインコースで4バーディ。初日の35位から大きくジャンプアップした。

鈴木愛おなじみのポーズ【写真】

頭上にいるのは竹田麗央だけ。今季3勝目を目指す29歳の元賞金女王は、2週連続優勝に王手をかけた21歳に強烈なジャブを浴びせた。

「若い人の2週連続優勝は阻止したい。同じ選手に続けて勝たせるのは、自分の中ではちょっと…と思う。割って入っていきたい。同じ人が勝ってもおもしろくないですよね」

今、最も勢いある若手と今季3度目の最終日最終組で優勝を争う。3月の「明治安田レディス」は鈴木が単独首位で竹田が3位。「Vポイント×ENEOS」はともに首位から出て、いずれも鈴木が貫禄勝ちを収めた。自身はこのときの連勝で、ツアー最多タイとなる3度目の2週連続優勝を達成。「自分だけはいいというわけじゃないですよ」と笑いながら、若手の壁となるべく第一人者の自負をのぞかせた。

この大会は7度目の出場で、2017年の3位、19年の2位などトップ10は4度ある。「アップダウンがあるコースが好き。風も気にならない。きょうも低い球を打つことを意識していた」。トリッキーなコースが多い四国・徳島で生まれ育ち、優勝こそないものの川奈との相性は抜群。言葉の端々に自信を漂わせた。

「次の試合(パナソニックオープンレディース)はお休みして、メジャーのサロンパス杯に備えるので、いい形で終わりたい。あと一日、しっかり力を出し切りたい。びゅんびゅん風が吹いてほしいです」

ストップ・ザ・麗央-。2017、19年の賞金女王は3打差を逆転し、3度目の直接対決もきっちり勝たせてもらうつもりだ。(文・臼杵孝志)

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