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大会最多勝は? 35年連続で出場した選手がいるってほんと? 日本女子プロの記録あれこれ

女子プロ日本一決定戦が今週、幕を開ける。激闘の歴史を紐解き、その記録をまとめた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年9月3日 07時00分

歴代優勝者にはレジェンドがズラリ
歴代優勝者にはレジェンドがズラリ (撮影:上山敬太)

<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 事前情報◇3日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>
 
今年で57回目を迎える女子プロゴルファー日本一決定戦は、新たにソニーを冠スポンサーに迎え、装いも新たに開催される。毎年コースを変えるサーキット大会で、今年の舞台は沖縄。その歴史ある大会の開幕を前に、主な記録をまとめてみた。

2022年には“はんなり春花”が快挙【写真】

■最多優勝

この大会を最も制している“選手権ハンター”はいったい誰なのか? それは、日本の女子プロゴルフ界の礎を築いた樋口久子で、国内通算69勝のうち今大会だけで9勝を手にしている。天城カントリークラブ(静岡県)で行われた1968年に初代チャンピオンに輝いてから、74年まで7連覇。さらに76年から連覇を達成している。

これまで複数回優勝を達成しているのは樋口含め8人。2位は大迫たつ子の4勝(1980、83、88、91年)で、3位に岡本綾子(1979、82、90年)の3勝が続く。2勝には具玉姫(1992、2002年)、日吉久美子(1994、2001年)、高村亜紀(1995、2000年)、不動裕理(2003、05)と直近の複数回優勝者となる鈴木愛(2014、16年)が名を連ねている。17年以降は複数回優勝者が出ておらず、群雄割拠の状況が続く。

■最多出場

次に大会最多出場記録を見ると、ツアー通算10勝を挙げている岡田美智子の35回が1位。しかも1968年から2002年までの“連続出場”で、これは『同一トーナメント最多出場回数』、『同一トーナメント最多連続出場回数』のツアー記録にもなっている。またそのうち31度は予選通過を果たしており、最多予選通過記録も保持。ただ今大会での優勝はない、というのもメジャータイトル獲得の難しさを物語っている。ちなみに岡田は85度という『公式競技最多出場記録』保持者でもある。
 
■年長&年少優勝

大会最年長優勝は2002年の優勝者・具玉姫(韓国)の46歳45日。これは公式戦を通じても1997年に46歳88日で「日本女子オープン」を制した岡本綾子に次ぐ、歴代2位の記録となっている。

一方、大会最年少優勝保持者は、地元・京都で行われた2022年大会でツアー初優勝を挙げた川崎春花の19歳133日だ。これは公式戦全体でみると4位に該当。ちなみに公式戦の最年少記録保持者は今年5月に誕生している。「ワールドレディスサロンパスカップ」を制した、韓国のアマチュア(当時)のイ・ヒョソンで、15歳176日という記録を打ち立てた。

■最少ストローク

今年と同じパー72での選手権で4日間の最少ストローク優勝は、2021年に稲見萌寧が記録したトータル19アンダー(静ヒルズCC)。一方、最多ストローク優勝は、服部道子のトータル2オーバー(1998年・美浦GC)となっている。

■この大会でツアー初優勝を挙げたのは?

これまでに4人のツアー初優勝者がここで生まれている。第1回大会の樋口久子や、鈴木美重子(1981年)、鈴木愛(2014年)、そして前述した22年の川崎春花だ。また大会初出場で優勝をつかんだのは6人で、樋口、コウ・ゲッキン(1984年)、鈴木、畑岡奈紗(2019年)、川崎、神谷そら(2023年)。ここ2年間は立て続けに初出場初優勝者が誕生している。

【日本女子プロゴルフ選手権 歴代優勝者一覧】
2023年:神谷そら
2022年:川崎春花
2021年:稲見萌寧
2020年:永峰咲希
2019年:畑岡奈紗
2018年:申ジエ
2017年:李知姫
2016年:鈴木愛(2)
2015年:テレサ・ルー
2014年:鈴木愛
2013年:イ・ボミ
2012年:有村智恵
2011年:三塚優子
2010年:藤田さいき
2009年:諸見里しのぶ
2008年:シン・ヒョンジュ
2007年:飯島茜
2006年:宮里藍
2005年:不動裕理(2)
2004年:肥後かおり
2003年:不動裕理
2002年:具玉姫(2)
2001年:日吉久美子(2)
2000年:高村亜紀(2)
1999年:城戸富貴
1998年:服部道子
1997年:福嶋晃子
1996年:塩谷育代
1995年:高村亜紀
1994年:日吉久美子
1993年:原田香里
1992年:具玉姫
1991年:大迫たつ子(4)
1990年:岡本綾子(3)
1989年:谷福美
1988年:大迫たつ子(3)
1987年:永田富佐子
1986年:生駒佳与子
1985年:ト阿玉
1984年:コウ・ゲッキン
1983年:大迫たつ子(2)
1982年:岡本綾子(2)
1981年:鈴木美重子
1980年:大迫たつ子
1979年:岡本綾子
1978年:森口祐子
1977年:樋口久子(9)
1976年:樋口久子(8)
1975年:山崎小夜子
1974年:樋口久子(7)
1973年:樋口久子(6)
1972年:樋口久子(5)
1971年:樋口久子(4)
1970年:樋口久子(3)
1969年:樋口久子(2)
1968年:樋口久子
※( )内は優勝回数

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