<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 3日目◇12日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川県)◇6755ヤード・パー72>
午前組でプレーした2日目、佐久間朱莉は、後半の8番パー4でバンカーから出すのに2打を要するなどダブルボギーを叩いた。「落ちたと思いました」。これで、その時点で決勝ラウンド進出圏外だったトータル4オーバーに後退。予選落ちを覚悟し、失意のなかホールアウトを迎えた。
その後の状況も「見ないで、サウナに行ってました」と照れ笑い。「もういいや、いいやって。通ったらラッキーだし、自分でできることはないと思って」。練習だけはしてホテルに戻り、あとを天に任せた。そしてリフレッシュを終え、リーダーボードを確認すると、自分の名前がカットライン上に入っていた。
崖っぷちから這い上がり、迎えた週末のラウンド。「あと2日間回れることがラッキー。(予選通過者のなかで)ビリなので、上がれるだけ上がるために、いいプレーをしようと思いました」。“裏街道”の10番からスタートした3日目は、フェアウェイキープ率が85.7%(12/14)と、ティショットが好調。パットも26にまとめ、7つのバーディを奪った。
前日にダブルボギーを喫した8番も、フェアウェイからの残り170ヤードほどの2打目を6番アイアンで20メートルの位置に乗せ、そこから2パット。きっちりとパーでまとめた。パー5は3打目をピンに絡めチャンスを作り、後半の2番、7番では7メートルと長めのパットも決める。いい意味の開き直りが、この3日間で初となるアンダーパー、「66」という好スコアにつながった。
順位もトータル2アンダー・14位タイまで上昇。首位の勝みなみとは6打の差があるが、上位を目指せる位置だ。「トップ10には入りたい」。前日とは異なる、晴れやかな表情でのホールアウト。昨季の女王の目に力強さが戻った。(文・間宮輝憲)
