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木戸愛は今もジャンボ邸で汗を流す「近くに感じるし、気が引き締まる」

今季初のアンダーパーで木戸愛が浮上した。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2026年4月5日 10時32分

木戸愛は亡くなった尾崎将司さん率いるジャンボ軍団(写真は2日目)
木戸愛は亡くなった尾崎将司さん率いるジャンボ軍団(写真は2日目) (撮影:佐々木啓)

<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇4日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6510ヤード・パー72>

「今季初アンダーパーなんです」。木戸愛は満面の笑みでホールアウトしてきた。今季14ラウンド目にして初のアンダーパーは、この日のベストスコアタイとなる「67」。トータル2アンダーで、38位から11位に順位を上げて最終日を迎える。

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「パットが入ってくれました」と振り返る。今週月曜日、パッティングコーチとともに傾斜を読む練習を繰り返した成果が、3日目にしてあらわれた。長短のパットが決まり、26パットが好スコアを作った。

ショットについては「引き続き、ジャンボさんに言われたことを大事にしています」と話す。2019年に8年守ったシード権を手放して以降、試行錯誤を繰り返していたが、23年12月に尾崎将司さんの門を叩いた。尾崎さんは昨年12月、78歳で亡くなった。

当時34歳。「来るのが遅い!」と愛のある激励を受けながら、ジャンボ邸に通った。尾崎さんから繰り返し伝えられたのは、「思い切り振れ。前(フォロー)で振れ」という言葉。「ヘッドを低く長く出すイメージ。左足に体重が乗って体全体でボールが押せます」とそれを貫き、スイングはみるみる変わった。

23年のドライビングディスタンスは231.31ヤードだったが、25年は245.19ヤード。14ヤード近く伸びた。成績にもつながり、25年にはメルセデス・ランキング38位でシード権を取り戻した。

心残りもある。優勝争いをしている姿は見せられたが、優勝には手が届かなかった。「自分のお尻を叩きたいくらいです」と悔しさをにじませる。いまも試合の合間にジャンボ邸を訪れ、打ちこむこともある。「あそこにいくと(ジャンボさんを)近くに感じます。気が引き締まる思いですし、強い気持ちになります。いい報告をしたいです」。天国の師匠に復活優勝を届けたい。

2週前の「Vポイント×SMBCレディス」では、親交の深い38歳・笠りつ子が5年ぶり復活優勝。その姿を見届けた。「本当に感動して、パワーをもらいました。私も頑張ります」と刺激を受けている。

首位との差は5打。決して小さくはないが、難コースの葛城では何が起こるか分からない。12年の初優勝から13年以上遠ざかる2勝目へ。「強い気持ちを持っていきます」とうなずいた。(文・小高拓)

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