優勝こそできなかったが、コース攻略には成功したか、と問われると、「試行錯誤だったり、努力をすれば、他の苦手なコースももっと攻略できるかなと思った。伸びしろが見つかった」とうなずく。特に苦手だった423ヤードの難関18番は、今年4日間パーを並べ、「だいぶ成長した」ことを実感できた。大会期間中、この「成長」という言葉を何度も口にした。
「全体的な距離が長くされるなか、満身創痍で頑張ってます」と言って、口元を緩ませる。今季のドライビングディスタンスは234.47ヤードで64位。それでもツアー屈指のアプローチ技術などを武器に、厳しい世界を生き抜いてきた。今後もその背中で後輩たちに、“ここでの戦い方”の一つの見本を示してくれそうだ
