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“傾斜”を制す者が大会を制す! 2週連続Vも2年連続Vも「大いにあります!」【大西翔太の大展望】

“傾斜”を制す者が大会を制す! 2週連続Vも2年連続Vも「大いにあります!」【大西翔太の大展望】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年9月2日 08時00分

またフェアウェイも強い傾斜が目立ち、それが選手を苦しめることになりそう。いいショットを打ってもキックの具合で長めにセッティングされたラフへ行ったり、フェアウェイに残っても左足上がり、つま先上がりなどの状況を次々とクリアしていく必要がでてくる。「傾斜に対応しながらピンを狙うショット能力はマストです。打つ前の準備や、ショット時の創意工夫、そういった目に見えない部分も大事になってきます」。

■ショット力の高さはいわずもがな…この人が本命

こう説明した後、優勝候補の筆頭に挙げたのが稲見萌寧だ。先週の「ニトリレディス」で連覇を成し遂げ、いい状態のまま練習拠点を置く千葉に戻ってきた。本人も「アドレスを意識したり基礎的なことが大事になる」と、傾斜への警戒心は口にしていた部分だ。

大西氏は「ショット能力が高く、修正もいい方向に出ていますよね」と、いの一番でその名前を出す。アイアンが生命線というのは今さら言うまでもなく、大会前のパーオン率は75.4986%で“指定席”の1位に座る。ドライバーとアイアンの総合的なうまさをあらわすボールストライキングも現在1位。大西氏が「2週連続優勝する可能性は大いにあるでしょうね」と推すのもうなずける数値だ。

またコースが違うとはいえ、大会連覇がかかる吉田優利にも期待する。「ディフェンディングチャンピオンとして気持ちも入っているはず。パター、アプローチもいい状態で、ピンをデッドに狙うショット力もあります」。今季トップ10に10度入り、直近10試合で2位が2度と安定感もバツグン。連覇で今季初優勝を達成しても不思議ではない存在とみている。

■予選落ちで一休み…息を吹き返しそう!

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