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「リランキングも下位だと意味がない」 原江里菜が初戦で8カ月ぶりの予選突破

原江里菜が昨年7月以来となる予選通過。ここから復活への歩みを進める。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2024年3月1日 18時04分

コーチとコミュニケーションをとりながらプレーする原江里菜。沖縄から復活ロードを歩んでいく
コーチとコミュニケーションをとりながらプレーする原江里菜。沖縄から復活ロードを歩んでいく (撮影:上山敬太)

<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇1日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

強い雨が体を濡らし、ときおり吹く気まぐれな風が選手を苦しませた2日目。ベテランの原江里菜が4バーディ・3ボギーの「71」で回り、トータル2オーバーでホールアウト。カットライン上の41位タイで2日間を終え、昨年7月以来の予選通過を決めた。

森田理香子のどや顔【写真】

「18番の時点でパーだったら通れると分かっていたので、ちょっと緊張したけどよかったと思います」。1番からスタートすると、10番までに3バーディでトータルイーブンパーまで戻していたが、その後は3ボギー(1バーディ)。プレッシャーのかかる場面でも落ちついてパーを拾い、決勝ラウンドの切符をつかみきった。

長年にわたり原を指導し、今大会ではキャディも務める森守洋コーチのアドバイスもあり、3オーバーと出遅れた初日は無理にインパクトをつくっていたというショットも修正することができた。「正面でボールをヒットしたくて、それで体が止まっていたので、体を動かそう、とにかく振ろうと思った」という。コーチとの二人三脚のラウンドで少しの自信が芽生えた。

初日、出遅れ時点で「(森さんには)飛行機は変更できるし、(ホテルも)チェックアウトしていいよと言っていました」と諦めかけていた気持ちもあったが、コーチとの話し合いで奮起し臨んだ2日目は、コース内でしっかりと改善。まだ不安もあり、ギリギリではありながら、4日間戦えることは今後につながる。

2017年に賞金ランキング65位でシードを落としてから、ここ3シーズンはメルセデス・ランキングも100位台と低迷。昨年は16試合に出場できたが、シード復帰までに至らず。昨年のQTでもレギュラーツアー出場権をつかめなかった。そのため今季は推薦出場がメインとなる。

「推薦で出させてもらっていますし、リランキングもあまり下位だと通っても意味がないから」と中盤戦、後半戦の出場機会を地力で増やすのが復活への第一歩。ランキングを意識する戦いの初戦、残り2日でさらなる自信を植えつけるため、コースに出る。

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