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最後まで息詰まる攻防となった開幕戦 カメリアヒルズのアーメンコーナーが明暗を分けた

最後まで息詰まる攻防となった開幕戦 カメリアヒルズのアーメンコーナーが明暗を分けた

配信日時:2020年6月30日 11時43分

9番からの“アーメンコーナー”が明暗を分けた
9番からの“アーメンコーナー”が明暗を分けた (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
アース・モンダミンカップ 最終日◇29日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>

4カ月遅れとなった国内女子ツアーの開幕戦「アース・モンダミンカップ」最終日は、まさに手に汗握る攻防となった。誰が来てもおかしくない。そんな状況下で今季最初の試合を制したのは鈴木愛とのプレーオフを制した渡邉彩香だった。

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その渡邉のバッグを担いだ川口淳(かわぐち・あつし)キャディが、ターニングポイントとなったホールに挙げたのが、4日間で最高難易度を誇った9番パー3。そのティショットだった。「6番アイアンで今週一番のすごい球を打ったんですよね。ここに出して、こうスピンを入れて…、というのが完璧につながっていました」。(川口キャディ)

5mにつけたこのパットは惜しくも入らなかったが、これでギアがさらに1段上がった。「後半に入ってからはゾーンとまではいかないまでも、新しいスイングへの理解度が深まったように感じました」。スイング改造に取り組んできた成果が出始め、自信を持ったショットを武器に後半の3バーディで鈴木に追いついたのだった。

一方、プレーオフで敗れた鈴木はこの日の目標としていた「最低6アンダー」には届かず。「ティショットが悪いなかでは頑張れたが、勝負にならなかった」。周りも思ったほど伸ばさなかったという点から、何とか優勝争いができたというのが正直な感想だった。

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