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渡邉彩香の復活は特効薬ではなくフェードの基本への立ち返り ティアップの高さに表れた迷いなき自信【辻にぃ見聞】

渡邉彩香の復活は特効薬ではなくフェードの基本への立ち返り ティアップの高さに表れた迷いなき自信【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年7月1日 11時30分

中止が相次いだ影響で国内女子ツアー開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」は渡邉彩香の優勝で幕を閉じた。プレーオフで競った相手は昨年の賞金女王・鈴木愛。なぜ渡邉は、強敵相手に5年ぶりとなる勝利を勝ち取ることができたのか。上田桃子や小祝さくらを指導する辻村明志コーチが解説する。

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ツアー屈指の飛ばし屋として2013年に初シード、14年に初優勝と順調にトッププロへの階段を上っていたが、16年に「リオ五輪に行けなかったことで、自分に足りないことばかりが浮かんでしまって。もっと『あれをしたい』、『これもやりたい』という迷いも生じてしまって…」と大スランプに。そして17年にシード喪失、前半戦出場権で出場した18年にはリランキングも通らず、ついに試合出場が確定しない日々を過ごすこととなる。何とか昨年のファイナルQTで19位に入り、今季の出場権を獲得。そんなどん底からの復活劇だった。

「今回の試合はコーチも会場に入れなかったので、ネット中継でしか見ることができませんでしたが、映像で見ていても渡邉さんのスイングは明らかに去年までと違っていました。昨年のQTで見たときに“変わったな”と思いましたが、そこからさらに良くなったなと思います。詰まりがない、シンプルな一連のスイングになりました」

辻村氏は昨年コーチについた中島規雅氏の影響も大きいとみている。「中島さんは高校の先輩ですが、昨年のQTに来られた時に、中島さんがよく後方から確認していたのは、正しいアライメントをとることでした。フェードヒッターなので、ターゲットのやや左にしっかりと向く。そこを2人は徹底しているように見えました」。左の林に向くような極端なオープンスタンスだったものを、目線から始まり、目線に対して足、腰、肩、クラブのフェースを真っすぐに構える。基本的なところから見直した。

そこからの確認事項も辻村氏が「フェードの原理であり原則です」という部分だ。「精度の高いフェードを打つためには、“ターゲットのやや左にアライメントをとること”、“構えたところよりも若干のアウトサイドインの軌道”、“フェースローテーションを抑える”、“突っ込まず左に振り抜く”。この4つがとても大事です。ただ、細かい修正を繰り返していくうちに、渡邉さんはこの4つがちぐはぐになっていました」。“クラブをシャローに入れよう”としてクラブがアンダーから入るようになって右プッシュかと思えば、曲げたくないからクラブを上から入れ過ぎる。どんどんおかしくなっていたという。

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