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大会は雨で順延に “元気印”、“癒し系”、“ストイック”… 若き最終組の3人はどんな選手?

大会は雨で順延に “元気印”、“癒し系”、“ストイック”… 若き最終組の3人はどんな選手?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年6月28日 15時44分

ここで勝つと、優勝賞金4320万円だけでなく、来年末まで続く今シーズンのフル出場権や、2022年シーズンの出場権も得ることができる見込み。「みんな活躍して、優勝もしているので、早く追いつけるように精一杯頑張りたいです」と話す同級生たちに並ぶ大チャンスも到来した。いつもコースで元気印の九州娘は「緊張はしていません。(今日は)ちょっとだけ練習に行こうかな。あとはゆっくりします」と自然体のまま、急きょポッカリ空いた日曜日を過ごすことになった。

■すでに“ツアー1勝”… 世代屈指の実力者

2位の古江彩佳は、昨年10月の「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たすなど実績で2人を上回る存在。2000年5月27日に兵庫県で生まれ、安田祐香、吉田優利らと同じ“プラチナ世代”の筆頭選手にして、「普段は妹的存在」と同級生たちから癒し系ともいわれる存在だ。安田と同じ地元の滝川第二高を作春に卒業し、当初はその年のプロテストを受けてデビューを果たすはずだった。しかし、冒頭の通りツアー優勝を果たしたことで、それが免除に。昨シーズン途中にプロ転向を果すと、その後最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で2位タイになるなど、わずか4試合で2073万円の賞金を獲得した。

昨年の賞金ランクは54位だが、その富士通レディース優勝により今季34試合程度に出場できる権利を手にしている。“プロ初優勝”が近づいても「優勝は意識していません。一打一打集中したい」と目の前のプレーだけを考え18ホールを戦うつもりだ。「キャディさんと相談して、明日の戦略などを立てたいと思います」。優勝経験も“豊富”な最強ルーキーは、落ち着いて明日の朝を迎える。

■ジャンボ尾崎のDNAを継ぐ一人

2位に並ぶ西郷は、昨年のプロテストを高校3年生で通過。これまでのツアー経験もアマチュア時代に出場したもので、“正真正銘のルーキー”といえる。2001年10月8日の千葉県出身で、古江の1学年下の世代だ。地元の麗澤高を卒業し、現在は日本ウェルネススポーツ大に在学中。高校時代に『ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー』の1期生として合格し、以降日本ゴルフ界のレジェンドからも指導を受け育った。昨年には「日本女子アマ」で優勝。“女子アマ日本一”の称号を得て、プロ入りを果たした。

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