“登竜門”に臨むルーキー達の表情をチェック!大会フォトギャラリー
岡山県岡山市出身。1998年生まれの“黄金世代”渋野日向子は、陸上選手だった両親のもとで育った。8歳からゴルフをはじめ、幼稚園時代の友達の父がインストラクターをしていたパルグリーンゴルフクラブで練習に励んだが、同時に少年団でソフトボールもプレーする“スポーツ少女”だった。
中学にあがっても、ゴルフの練習と並行して、野球部に所属。だが、2年のときに「監督が“ゴルフ一本のほうがいい”とアドバイスをくれて…」とゴルフに専念することになった。
岡山県ジュニア(中学女子の部)3連覇という実績を引っさげ、藤本麻子、東浩子らが門を叩いた地元の強豪校・作陽高校に入学すると、1年生の時に「中国女子アマ」優勝。だが「全国ではなかなか活躍できなくて、プロへの自信はなかったんです」というのが当時の心境だった。それでも高校3年時にゴルフ部の監督に進路を相談した時、「“お前がテストを受けないで、誰が受けるんだ”っていってもらえたので…」と激励を受け、プロテスト受験を決断した。
初受験年は、最終テストで失敗。「二次テストがトップ通過で“絶対に受かる!”と思ってしまった。周りからもそう言われて、自分でも“大丈夫だろう”って。浮かれて、気が抜けていた部分があったんだと思います」。