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高速グリーン警戒し「もどかしいパットが続きました」 原英莉花は7打差10位で最終日へ

今季初優勝を目指す原英莉花はグリーン上で苦労をした。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年5月5日 08時00分

原英莉花が「スイッチ」を入れられるような最終日を目指す
原英莉花が「スイッチ」を入れられるような最終日を目指す (撮影:福田文平)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

3つ目のメジャータイトルを目指し4打差の10位で決勝ラウンドに進んだ原英莉花は、「71」と大きく伸ばすことはできず首位との差が7打に広がった。

ドレスアップした原英莉花がポージング!【写真】

2番でボギーを打ちながら、すぐさま4番で帳消しにしたが「なかなかバーディが決まらずに…という感じでしたね」とチャンスを生かし切ることができなかった。特に「練習で速く感じたので、警戒してはいた」と、グリーン上でショートする場面が目立つ。パット数は31。「10メートル超えるパットは足が伸びてオーバーしたりもあったけど、4~5メートルであとひと伸びがなくてもどかしいパットが続きましたね」と流れをつかめなかった。

それでも前日「振り切れていなかった」と話していたショット面は、気持ちよくスイングできる場面も増えた。フェアウェイキープ率は、3日続けて78.5%(11/14)。「イメージ通りのフェードボールが打てていた」と感触は悪くない。

一方パーオン率は2日目の72.2%(13/18)から77.7%(14/18)と微増し、チャンスにつく回数も多くなったが、特にアイアンショットにまだ首をかしげる。「なかなか自分が出したいタッチがうまく出ず、芝にかんでいるような感じがする。ニュアンスで打っているような」。ピンポイントで狙っているというよりも、なんとなくグリーンに乗せている…そんな印象だ。

アイアンは大会直前までヘッド選びに迷い、シャフトも替えるなど試行錯誤を続けていた。原にとって生命線ともいえる部分でもあり、今後、浮上するためのカギを握る。「プレー中にいいスイッチを入れられるよう調整して、明日に備えたいと思います」。いい感触のなか、上位を追いかけたい。(文・間宮輝憲)

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