<Sansan KBCオーガスタ 最終日◇30日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7293ヤード・パー72>
大会2勝目を狙った香妻陣一朗、今季2勝目を目指した細野勇策はそれぞれ最終日に首位に立ったものの、優勝には手が届かなかった。香妻は予選2日間で自己ベストの「129」、細野は3日目にコースレコードの「61」をマークしていたが、最終日に伸ばし切れなかった。
単独首位からスタートして、優勝を逃した香妻は「実力不足です」と険しい表情を浮かべた。3日目にショットが乱れ「だいぶ修正はできていたが、昨日よりはという感じ。100%でプレーはできなかった」。決勝ラウンド2日間はともに「70」。アンダーパーとはいえ、伸ばし合いの中では物足りないスコアだった。
悔やまれるホールを問われると「いくつもあるんですけど、強いて挙げるとすれば、11番ですね」。右ラフからの2打目がグリーンをショート、花道からのアプローチを寄せ切れずボギーとしたホール。「ティショットも良くなかったし、全部ミスです」。2024年大会のチャンピオンが今年はトータル19アンダーの3位タイに終わった。
一方の細野はビッグスコアの翌日の難しさを感じながらのスタートだった。「どうなるんだろうと未知数ななか、1番でボギーだったんですけど、苦しい展開は想像してたのでビックリはせず、パー3(3番)でバーディが取れたので、嫌なイメージは消えたと思います」。中盤以降は優勝したイ・サンヒ(韓国)とともに試合をリードした。
一時はマッチレースの様相となったが、追う立場となった16、17番で連続ボギー。「難しい、ボギーは出やすいホールではあるんですけど、あの状況でボギーを打ってしまうのが詰めの甘さ。ティショットを失敗しているし、全体的に良くなかった。平常心でプレーできていれば、また違ったのかな」。最後の最後で、サンヒの独走を許した。
それでも、決して得意ではないコース、左手首に痛みがある万全ではないコンディションでトータル20アンダーの単独2位は上々の結果。ポイントランキング1位の座もキープした。「サンヒさんがいいプレーをしていたし、自分もいいプレーはできたので悔いはないです」と前を向いた。(文・田中宏治)
