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自身初の逃げ切りは失敗 幡地隆寛が『75』でV逸「心の準備が出来ていなかった」

2週連続優勝を目指しトップからスタートした幡地隆寛は、“悪夢の日曜日”を過ごすことになった。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年10月6日 17時32分

幡地隆寛が最終日に大失速。2週連続優勝を逃した
幡地隆寛が最終日に大失速。2週連続優勝を逃した (撮影:福田文平)

<ACNチャンピオンシップ 最終日◇6日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>

先週の「バンテリン東海クラシック」で2勝目を挙げたツアー屈指の飛ばし屋・幡地隆寛。今大会も初日から「67」、「63」、「66」を並べて、トータル17アンダー・単独首位で最終日を迎えた。しかし、最終日は2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」と失速。トータル13アンダー・19位タイで2週連続Vを逃した。

これぞプロの技! みなさんならどう打つ?【写真】

開幕前には疲労困憊(こんぱい)だと話していた幡地。その疲れが最終日にピークに達した。「朝から集中できていなかった。朝一のアプローチで違和感がありつつ、そのまま仕切り直さずに打ってしまったりとかズルズルいってしまった。本当に流れの悪い一日だった」とうなだれた。

5月の「関西オープン」、そして先週も逆転優勝。アジアンツアー初Vを挙げた今年3月の「ニュージーランドオープン」も、2020年に挙げた下部ツアーでの勝利も逆転で挙げたものだった。ツアー外競技を除き、プロとして単独首位で最終日を迎えるのは自身初。守り切ることの難しさを痛感した。

「金谷(拓実)選手は10アンダーぐらい出してくるだろうなと思っていたので、伸ばさなきゃいけないというのはあったのですけど…。トップで最終日を迎えるという心の準備が出来ていなかった」。この経験を糧にしたい。

来週はメジャー大会の「日本オープン」(埼玉県・東京ゴルフ倶楽部)に出場する。昨年大会では3位に入った。「この悔しさをバネに、優勝を目指して頑張りたいです」。まずは、心身の回復に努める。(文・神吉孝昌)

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