11アンダーとひとり二桁アンダーに乗せての最終日。「僕が11で、孔明さんが8。その下が5。今日のコンディションならもっと伸びると思った」と本人は“意外な展開”と感じているようだが、異次元のプレーで大きなアドバンテージを作りだした。
初の日本タイトルへ王手をかけたが「2009年に『日本オープン』でプレーオフになりましたが、あまり意識していなかった。今も(日本タイトルへの執着の)意識はわからない」と話した石川。だが「片山さん、ジャンボさん、青木さんは必ず上位に来る。意識しているからでしょうね。勝った選手にしかわからない」と強者のメンタリティに敬意を見せた。
ショットの感覚を取り戻した末のメジャー制覇。来季の米ツアーでの飛躍のためにも勝利で2015年を締めくくる。