負傷に苦しむキング・オブ・シニアが好スタートを切った。JGA、JGTO、アジアンツアーの共同主管競技「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」の初日。午後組でプレーした室田淳は4バーディ・1ボギーの“68”をマークし、首位と2打差の2位タイにつけた。
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レギュラーツアー、シニアツアー、そして海外のチャンピオンズツアー。世界を股にかけてツアーを転戦する鉄人・室田だが、最近は深刻な腰痛に悩まされている。「いつダメになるかわからない」。ゴルフを職業とする以上、避けては通れない怪我との付き合い。今年で59歳となる室田は現在、ゴルファーとして1つの岐路に立っている。
そんな室田だが、もともと今大会には出場する予定ではなかった。2週間ほど前に急遽推薦での出場権が与えられ、「好意に応えるために」と今大会への出場を決意したのだ。
しかし、当然ながら万全の状態で出場とはいかなかった。腰痛への影響から打球練習をすることができず、今大会に向けては24日(水)に18ホールの練習ラウンドを実施したのみ。「練習できないから辛いのよ」。