日本で戦うだけなら330ヤードのドライバーも4番アイアンでビタッと止まる高い球も必要ない。しかし世界で戦うなら「日本の狭いコースでもドライバーを振りちぎってフェアウェイに打てないといけない。飛ばして曲がってもラフから上手ければ問題ない」と青木氏は考えている。
「いまの泰果とか河本力くんの世代はすごくいい選手がそろっています。これから向こう(米国)に行って、非凡のなかの非凡の集まりのなかに入って、自分を見失わずにやれるか。ここから先、男子が世界で戦えるかどうかがかかっていると思います」。近い将来、“振り切る”教えのもとに育った新世代の選手たちが、その成果を見せてくれるだろう。