初優勝を遂げてから6回目の2位。高い総合力を持ちながらもなかなか2勝目に手が届いていない。「17(番)のセカンドショットはうまく打てなかったですけど、この苦手なコースでこれだけできたのは、今後に向けていい戦いができたと思いました」。前半伸ばして突然優勝争いの渦中にいたことで「(心の)準備不足もあったのかな」と後半を振り返ったが、最終18番は1.5メートルほどのパーパットを緊張しながらしっかり沈めて、単独2位を確保したのは大きい。
「複数年シードが切れるので、(今季の)第一目標はシード権でした。来年のシード権も決まったと思うので、後半戦が楽しみです」。ツアープロである以上、来年の職場を確保する意味でもシード権は最低限の目標となる。それが決まった以上、次戦以降は2勝目に向けて邁進するのみ。(文・小高拓)
