「自分が今のフィジカルとパワーを維持できれば、今日生まれた子とも一緒に戦っても不思議じゃないわけですからね。そのためにも第一線で長くやることを目指したいです」
スイング改造に取り組んだのもそこを目指したい気持ちがあるからだし、若い世代に負けたくない気持ちも強い。ここ数年は思うような結果が出ていないだけに、コメントや行動が非難を浴びることもある。しかし、どんなに調子が悪くてもファイティングポーズを取り続けることが大切なのではないか。
「長く時間がかかるかもしれませんが、200ヤード以上はグリーンを狙い、140ヤード以下はピンを狙うというテーマは身につけたい」と、今週もゴルフスタイルを変えるつもりはない石川。果てしない挑戦はまだ始まったばかりだ。(文・山西英希)