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大会4勝の得意コースで48歳・片山晋呉が来た! 必要なのは「技術と経験」、ないのは「若さだけ」

大会4勝の得意コースで48歳・片山晋呉が来た! 必要なのは「技術と経験」、ないのは「若さだけ」

配信日時:2021年11月6日 09時07分

片山晋呉も気づけば48歳… もうひと花咲かせてみせる
片山晋呉も気づけば48歳… もうひと花咲かせてみせる (撮影:村上航)
マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇5日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>

片山晋呉にとって、このABCゴルフ倶楽部はとても相性がいい。これまで21回の出場で4勝を含むトップ10は11回を数え、棄権は1度あるものの予選落ちはなし。完全にコースを知り尽くしている。やはり今年もシンゴが来た。予選2日間を終えた時点でトータル7アンダーは、首位と2打差の7位タイの好位置につけている。

さすが、体が柔らかい【写真】

なぜ片山はABCで強いのか。「技術がいるし、飛ぶだけだったらっていう感じでもない。グリーンの速さもそうだし、ピンの位置もけっこう厳しい。そういう意味ではすごく経験と技術がいるし、足りないのは若さだけですね」と笑う。

片山は今年48歳になったが、スイング改造や体づくり、ギアへのこだわりもあってドライバーの飛距離は落ちていない。「初めて賞金王になった21年前と平均飛距離が一緒なんですよ。その頃で僕は20位から30位のあいだだったけど、いまはまったく同じ飛距離で自動的に60位。(順位で見ると)落ちていると思っちゃうけど、ABCみたいな昔からやっているコースでは飛距離は変わってない。20何年もやって落ちてないのは、すごいことだろうなって思うようにしています」と胸を張る。

ツアーで計測しているドライビングディスタンスは、ドライバーを使わないホールでも計測されることが前提にはなるが、片山が初めて賞金王になった2000年のドライビングディスタンスは269.78ヤードで、今季は279.03ヤード。飛距離はむしろ10ヤード伸びている。ツアー全体を見ると、21年前は平均で300ヤード飛ばす選手は1人もいなかったが、今季は現時点で10人もいるのだ。

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