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『松山英樹の同級生』から『会社員』、現在『プロゴルファー』 田村光正の再スタート

『松山英樹の同級生』から『会社員』、現在『プロゴルファー』 田村光正の再スタート

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2021年10月16日 17時05分

遅れてきた松山世代 田村光正が大舞台で輝きを放っている
遅れてきた松山世代 田村光正が大舞台で輝きを放っている (撮影:ALBA)
<日本オープン 3日目◇16日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6986ヤード・パー71>

ゴルフからすっかり離れた7年前。会社のパソコンでこっそりチェックしていたのは、プロテストの合格者一覧だ。トップで通過した同期の名前を見て、いても立ってもいられなくなった。

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1991年生まれ。今年で30歳を迎えた田村光正は、プロとして4度目の「日本オープン」に立っている。アマチュア時代はナショナルチームのメンバーとして国際試合を経験した。大学は東北福祉に進学。松山英樹ら同級生と切磋琢磨し、充実した4年間を過ごしてきた。しかし、大学4年で挑戦したQTで失敗。ツアー出場権を得られず、一度ゴルフから離れることを決めてベルトメーカーに就職した。

「ベルトにタグを貼ったり、色んな会社に電話をしたり、普通に会社員をやっていました」。ゴルフは月に1回のラウンド程度。それでも、大学時代の仲間の動向は気になってしまう。

パソコンでプロテストの合格者を検索すると、同級生の高田聖斗らが上位で通過を決めていた。「バーンと写真が写っていて、かっこいいなと思った」。かつての仲間に触発されて一念発起し、2015年に約1年務めた会社を退職。再びプロゴルファーの道を目指すが、そう簡単には進まない。「やり始めた時は一般のコースで『70』が精一杯。アンダーパーが出る気配もなかった」と、ツアーにはじめて出られたのは2017年だった。

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