結局、18番では池田がバーディを決め切れず、稲森もパーを拾えなかったため、確実に2パットでパーセーブしたソンヒョンがツアー初優勝を手にした。
「この試合が終わったら韓国へ帰国するつもりだったので、今季の目標だった優勝を飾れてよかったです」と笑顔を見せたソンヒョン。この勝利で5年シードを獲得したが、今季は米2部ツアーのQTを受けるという。その結果次第で、どのツアーに参加するのか決めるつもりだ。
すでにツアー3勝を挙げている金谷拓実と同い年の22歳。バランスのとれたスイングの持ち主で、ドライバーの平均飛距離は300ヤードだという。今年もまた一人、手強い韓国選手が誕生した。(文・山西英希)
