1980年の青木功から、現在PGAツアーで活躍するリッキー・ファウラーまで、グリーン上でラインを読む際にプロがやるパターを吊るす仕草は、どんな効果があるのか。通算2勝を誇るパットの名手・髙橋竜彦が解説する。
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今ではエイムポイントを使って傾斜を読むプロが多いですが、昔はパターを吊るして傾斜を読むプロがたくさんいました。なかでも、青木功さんが片目を瞑ってパターを吊るすシーンは印象深く、パットをバンバン決めていたイメージが残っています。
ちょっと複雑なことをやっているようにも見えますが、やり方は簡単です。まず地面に対して垂直に立ち、パターを利き目の前で真っすぐ両手で持ちます。そのままパターでカップとボールが隠れるようにしてください。
次に下の手を離して、パターを吊るすように持ちます。この傾きを保ったまま、パターヘッドとボールを重ねると、スライスラインならシャフトの右側に、フックラインなら左側にカップが見えるはず。あとは、シャフトのラインに目標を定め、打ち出します。
傾斜が分かりづらいときや、足の裏で傾斜を感じるのが苦手な人にはオススメの方法です。
パットの名手といわれる菅沼菜々プロはグリーン上でしゃがみ、帽子のつばのあたりを手で覆うようにしています。カップの上の景色を遮ることができ、カップ周辺の傾斜が見やすくなって、ラインの読み違いが減らせるそうです。パットに対する集中力も高められそうなので、ルーティンに取り入れてみてもよさそうですね。
■髙橋竜彦
たかはし・たつひこ/1974年生まれ、福岡県出身。日本大学ゴルフ部を経て98年にツアーデビュー。2005年にプロ初勝利を挙げ、06年には中嶋常幸を抑えてメジャー優勝。ショップライト所属