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R・マキロイのスイング、アマチュアは参考にしていいのか? PGAマニアの植竹希望に聞いた

今年の「マスターズ」を制し、悲願のキャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)。彼のスイングをマネしたいと思っても、「マキロイは体格がすごいからマネできない」と諦めている人も多いかもしれません。

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ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年9月11日 11時15分

ローリー・マキロイのスイングでも手首の柔らかさはマネすべきだと植竹希望は話す
ローリー・マキロイのスイングでも手首の柔らかさはマネすべきだと植竹希望は話す (撮影:GettyImages)

今年の「マスターズ」を制し、悲願のキャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)。彼のスイングをマネしたいと思っても、「マキロイは体格がすごいからマネできない」と諦めている人も多い。しかし、「私のような女子でもマネして飛距離を伸ばせるポイントもあるんです」と植竹希望は話す。一体どこをどうマネしたらいいのか?

【連続写真】筋骨隆々な体で柔軟さもある! ローリー・マキロイのぶっ飛びスイング



マキロイ選手のスイングを見ていると、流れるように無駄がなく振っていることに気付くと思います。筋骨隆々の体ですが、その体格に頼り過ぎることなく、効率良くパワーを出しているのです。体格や性別に関係なく、アマチュアでもマネすべきポイントだと思います。

マキロイ選手のように振るために大事なのは、体を柔らかく使うこと。まずは手首をしなやかにしておきましょう。手首が固まって可動域が劣化していると、体の他の部位に余計なリキミが生じてしまいます。

スタート前に3段階のストレッチで手首をほぐしましょう。腕を胸の前に出し、指先を下に手のヒラを正面に向け、もう一方の手で前に出した手の指先を手前に寄せてください。次に前に出した手の甲を正面に向け、指先を手前に寄せる。指先を下にしたまま手のヒラを内側に向け、人差し指から手前に押し寄せれば、手首がほぐれますよ。

まずは腕を胸の前に出し、指先を下に手のヒラを正面に向け、もう一方の手で前に出した手の指先を手前に寄せる
次に前に出した手の甲を正面に向け、指先を手前に寄せる
指先を下にしたまま手のヒラを内側に向け、人差し指から手前に押し寄せる
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まずは腕を胸の前に出し、指先を下に手のヒラを正面に向け、もう一方の手で前に出した手の指先を手前に寄せる (撮影:高橋淳司)

さらに胸椎がしっかり動くようにしておくことも大切。背骨の中で回旋するのは胸椎だけです。ここが固まっていると、スムーズに捻転することができません。タオルの片側の端に結び目を付けて、実際のスイングと同じようにゆっくり大きく振ると胸椎が動きやすくなりますよ。

タオルの片側に結び目を作って素振り。実際のスイングと同じようにゆっくり大きく振る

タオルの片側に結び目を作って素振り。実際のスイングと同じようにゆっくり大きく振る (撮影:高橋淳司)

スタート前は、“手首の3段階ストレッチ”と“タオル素振り”を必ず行ってくださいね!

■ローリー・マキロイ
1989年生まれ、北アイルランド出身。欧州ツアーでの活躍が注目を集め、2011年には「全米オープン」でメジャー初制覇。翌年に「全米プロ」、14年に「全英オープン」、「全米プロ」を制した。キャリアグランドスラムがかかってから11度目の挑戦となった今年、ついに「マスターズ」を制し悲願達成。史上6人目の快挙を成し遂げた。

■植竹希望
うえたけ・のぞみ/ 1998年生まれ、東京都出身。2017年プロ入り。22年KKT杯バンテリンレディスで初優勝。24年4月に股関節、25年1月に手首の手術を受け、現在はリハビリ中。体を痛める前、22年の平均ドライバー飛距離は240.17ヤード。サーフビバレッジ所属。



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