国内メジャー優勝経験者の“業師”五十嵐雄二は、「薄芝やベアグランドなど、ライが悪いときはボールをクリーンに打つのが鉄則。そこでオススメなのがパター打ちです」と話す。一体どのように打つのか?
◇ ◇ ◇
薄い芝やベアグラウンドからウェッジを使う場合は、SWでヘッドを地面に当てずにクリーンに打つことが重要です。しかし、ヘッドを上から入れて打つのはミスの元。この方法だと出球が強くなってボールが飛び過ぎて、寄せることはできません。
アドレスではボールに近づいて手元を高めにし、ヒールを浮かせてトゥ側でセットしましょう。構えたときからソールと地面の接地面が減れば、インパクトでクリーンに打てる確率が高まります。
また、フェースを少し被せるのもポイント。ボールにコンタクトしやすくなりますし、当たり負けせずに振り抜けるので、狙った所に打てるはずです。
実際に打つときは、両ヒジを緩めて、腕の五角形を作ってからパターのように振りましょう。パットと同じ感覚で体を動かせば、ヘッドの動きが安定して、ダフリづらくなりますよ。
■五十嵐雄二
いがらし・ゆうじ/ 1968年生まれ、埼玉県出身。24歳でプロ入りし、2009年の『日本ゴルフツアー選手権』で初勝利。プロ18年目、40歳で日本タイトルを獲得した。ツアー通算1勝。O.E.F所属。
◇ ◇ ◇
群雄割拠の女子プロで完成度の高いスイングをしているのは? 関連記事「女子プロの“スイング完成度”ランキング」でトップ10を発表!
