“振り子”をイメージしたスイングはシンプル!
簡単に自己紹介をすると、2013年に『エフォートレススイング』という理論を提唱し、PGAティーチングアワードの奨励賞を頂いています。「もっとゴルフをシンプルに!簡単に!努力しないで上手くなろう!」というモットーで、忙しいゴルファーの皆さんに今よりゴルフを楽しんでもらいたいと思っています。
ゴルフクラブはヘッドが重くできているので、振り子の運動がしやすいようにできています。振り子はいつも同じリズムテンポで同じ軌道を描いて運動をし続けます。つまりこの振り子の特性を上手くスイングに取り入れれば、多くのゴルファーは努力しない『エフォートレス』なスイングを身につけられるのです。
今回は、このシンプルな考え方に基づいて練習すれば、力みから来るミスを減らせることを説明しましょう。これからゴールデンウィークを控えて、久々にコースに出る方は、特に見ておくことをオススメします。なにせ、ゴルファーのほとんどが力みすぎでミスを招きがちですから。
腕とクラブが45度の位置で、ヘッドの重さを感じて!
ヒントは、クラブと腕が45度になったときに、適切にヘッドの重さを感じるかどうか? です。クラブの重さも番手によって変わりますが、ただひたすら脱力すればいいというものでもなく、45度のときにヘッドの重さを感じる適度なグリッププレッシャーがオススメです。
前述のとおり、ゴルフクラブはヘッドが一番重くなっています。この重さを感じて、スイング中にどこにあるかを把握できる状態であれば、適切なグリッププレッシャーができているということになります。逆にいえば、途中で重さが消えたりするということは、そこで力みすぎている証明です。
グリッププレッシャーが適切だと自分の状態がよく分かる
今回の動画は初心者の方はもちろん、久しぶりにコースに出るといった方にご覧いただきたいと思います。そして、このゴールデンウィークでコースの朝の練習で当たらない状態になったら、「グリッププレッシャーが強すぎるのかも!」と思い出してください。ヘッドの重さを感じるゆっくり素振りでリセットし、徐々にスイング幅やスピードを増していって、適切なグリッププレッシャーを手に入れるとミスを減らせますよ!
【久田順也/プロフィール】
日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級かつ特定非営利活動法人日本Gボール協会 パーソナルトレーナー。2013年にPGAティーチングアワード奨励賞を受賞し、現在では母校立正大学付属中学、高等学校ゴルフ部コーチとしてジュニア育成にも注力。生徒一人一人にベストな指導を提供できるようにと日夜研究に余念がない。また、レッスンDVD『久田順也のゴルフ処方箋』も人気。その豊富な知識を活かして『LUKゴルフアカデミー五反田(www.luck-golf.com)』、『リストアゴルフ(www.restoregolf.com)』を中心に指導を行っている