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【ショートゲームのミス撲滅で-5打】絶対入れたいショートパット

コースレッスンだけに特化したGEN-TEN(ゲンテン)のインストラクターが、実戦的スコアメイク術を伝授。コースレッスンエリート集団が導きだした、8つのポイントを心がけることで平均スコアアップは確実!?

配信日時:2017年5月5日 08時00分

毎ラウンド平均2〜3打はショートパットで取りこぼしていませんか?
毎ラウンド平均2〜3打はショートパットで取りこぼしていませんか?
どんなゴルファーでも毎ラウンド、ベストスコアを狙ってティオフを迎えるのは常。だが"もったいないミス"が重なり、「ティショットが本来の調子なら5打は縮められたなぁ…」「寄らず入らずで5打は損していたなぁ…」と、実際はベストスコア+10打でため息交じりに帰路につく日ばかり。平均スコア90台後半から110程度の"もったいないゴルファー"のために、GEN-TENのインストラクター、佐々木康生プロにショートゲームでミスしないための実戦テクを聞いた!

⇒第5回 ザックリしない!残り50ヤードのアプローチ
⇒第6回 花道のほうが寄らないのはナンデ?
⇒第7回 絶対乗せる!バンカー脱出法

★【ティショットのミス撲滅で-5打】編はこちら!★

ボールとパターの2本の線を合わせるのは難しい!スパットのほうが大事です

こんにちは、GEN-TENの佐々木です。4回に渡って牧野プロから、ティショットにおける注意点をお伝えしましたが、私からはショートゲームの実戦的なポイントを紹介したいと思います。最後のテーマはショートパットです。

 ショットやアプローチである程度の組み立てが出来ていたとしても、最後の1〜1.5mのパットを決められなければ、スコアは作れません。そもそもアベレージゴルファーの方は、この距離でも正しくターゲットにフェース面を向けられていないことが多いですね。

 最近のパターは、アライメントを取りやすいラインが入っているモデルが多く、ボールにも線を引き、ボールとヘッドのアライメントを合わせるというのは、ツアープロだけではなく、アマチュアでもやっている方は多いです。ですが、コースでの実戦だけで毎回2本の線を目標に合わせるのは実際には非常に難しい。合わせること事体にトレーニングが必要なんです。

 例えば、ツアースティックを用意し、カップからボールまでをスティックを繋ぎ、ボールの線とパターのアライメントを合わせて、景色に慣れる必要があります。"コレが真っすぐなんだぁ"という景色を叩き込んでおかなければ、実戦では効力は発揮されません。また2本の線を合わせる行為に集中しすぎるのもよくありませんね。

 まずスパットを決めるのが先決です。ラインを読み、30cm先のスパットを通すことに集中し、パターのアライメントはあくまでそこを通すための目安として考えてください。

引っかけ防止は「モモを動かさない」

 ターゲットに対してしっかり向けたとしても引っかけや、フェースが開いてヒットし、右に球が出てしまっては元も子もありません。

 90台後半から110程度のアベレージゴルファーは引っかけるケースが多いですが、まずモモを動かさないようにすることが最重要です。ヘッドがインパクトへ向かう状況で、右モモが左モモに近づくように流れると、上半身もつられて動いてしまいます。インパクト直前からフォロースルーにかけて、体の正面が目標方向へ動き、引っかけが起こるのです。両モモが外側に引っ張られている意識を持つようにしてください。

 またショートパットは長いパットに比べて結果がわかるのが早いので、入ったかどうかをすぐ見たい意識から、ヘッドアップ が起こりやすいです。長いパットですぐカップを見てヘッドアップ すると、フェースが開いてプッシュが起こりますが、ショートパットでは右肩が前に出て、引っかけにつながります。

 入ったかどうか確認したい気持ちを抑えるのは難しいので「見るのをやめよう!」とは我々は言いません。フェース面の向きがズレない見方を覚えようという説明をします。打つ瞬間までボールを見続けカップではなく、打ったボールがコロがるラインを見るように心がければ、フェース面の向きは大きくズレません。
結果を見るなとはいいません!見方を変えれば引っかけは起きません

結果を見るなとはいいません!見方を変えれば引っかけは起きません

 スパットを決めて、モモを意識して打ったボールを見続ける…これでショートパットが入る確率はグンと上がります。

プロフィール/佐々木康生(ささき・こうせい)

GEN-TEN 東日本 専属コーチ。日本プロゴルフ協会会員ティーチングプロ / テーラーメイド契約ティーチングプロ。広島県出身。高校までラグビーで体を鍛えたスポーツマンで、18歳からゴルフを始めるも3か月で70台でプレー。短期間での上達を聞きつけた仲間にアドバイスを求められるうちに、ティーチングの道を志し、2004年にプロ入会。情熱的なレッスンでリピーターも多い、GEN-TENの看板プロ。

⇒コースレッスンに特化した実践上達塾!GEN-TENのHPはこちら!

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